妊娠すると時の流れがとても早く感じます。
もちろん今回も、
イサ夫は会社を抜け出してやってきました。
今日のミニアイちゃんは、
もうピーナッツの殻のような二頭身ではなく、
頭の割合が胴体よりもずいぶん小さくなって、
より人間っぽくなっていました。
そして以前にも増して、
手足を大きく動かせるようになっていました。
顔の輪郭もくっきりしてきていて、
耳、口、鼻、目、
そして目の中のレンズまでしっかり見えました。
口は、よく動いていて、
何かを飲んでいるかのように、
ゆっくりと大きく開けたり閉じたりしていました。
口を閉じているときは、
「ニヤリ」と笑っているような表情になるので、
イサ夫は「あれは絶対に笑っている」と言い張っていました。
頭蓋骨はエイリアンの頭のように、
真ん中で縦にパックリと割れているのですが、
これは普通なんだそうです。
生まれたての赤ちゃんも、
頭蓋骨はしっかりつながっていないんですって。
人間の体って本当に不思議ね。
今日もドクターボスは、
超音波検査機のプローブを私のお腹の上にあてながら、
「君はお腹に全然肉がついていないから、
とても細かいところまで面白いように見えるねえ。」
と感心したように何度も繰り返し言っていました。
あまりに色々なものがよく見えるので、
「性別が分かるかもしれないよ。見てみたい?」と、
ドクターボスが聞いてきたので、
迷わず「はい!」とお願いしてみたところ....
今日の時点では、
股の間におチンチンらしき突起物は見えなかったので、
「おそらく女の子だろう」ということです。
まだ断定するには早すぎるんだけどね。
最後に超音波検査機のスイッチを切る寸前、
ミニアイちゃんがおもむろに左手を高く上げて、
「バイバーイ!」のポーズをしたのには、
ドクターボスも大笑いしていました。
私たちが見ているを知っていたのかなあ....。
片手をスイッチに伸ばしながら、
もう一方の手で超音波画像に向かって、
「バイバーイ!」と手を振るドクターボスを見た時、
この先生で本当に良かったと思いました。
初回妊婦検診にも書いたように、
ドクターボスは、ふさふさの白い口ひげに丸い銀縁メガネがよく似合う、
絵本の挿絵に出てきそうな「おじいさん先生」です。
超音波画像に向かって手を振るドクターボスの姿は、
本当にお茶目でした。
次の検診は1か月後です。