「英語を話す」と宣伝している医者に行かない訳 | スイスで妊娠出産

スイスで妊娠出産

異国の地でイサ夫とアイ子が親(Eltern)になっていく記録

日本の人は「スイス人はみんな英語が話せる」と勘違いしていることが多いのですが、
スイスでは、大都市や観光地のお店やホテル以外では、あまり英語は通じません。

ドイツ語もスイスドイツ語という
「ドイツ語に全然聞こえないドイツ語の方言」
しか話せない(もしくは敢えて話さない)人が殆どです。

それでも、
病気になったら、英語の通じる医者にかかりたいと思うでしょ。

私たちの住んでいる街は、チューリッヒのような大都市ではありませんが、
国際的な企業が多く集まっている土地柄、
多くの外国人(ドイツ人とフランス人が大半だけど)が住んでいます。

だから、極めて少数派ながらも、英語を話す医者も当然います。

ここに引越してきて健康保険に加入すると、
外国人には「英語を話す家族医(Hausarzt)のリスト」が配布されます。

最初の1年は、特に大きな病気をすることはなかったのですが、
風邪をひいて耳がつまったり、
冬の乾燥で肌に湿疹ができたときに、
そのリストに載っている医者をたずねていきました。

ところが....

英語を話すといいつつ、挨拶しか英語でできない医者だったり、
英語は話すけど、治療法を全く説明しないし、質問にもちゃんと答えないヤブ医者だったり、
英語はペラペラだけど、何を聞いても「ちょっと待って下さい」と言って延々と本で調べ始めたり、
採血をするのに静脈を見つけられなくてパニックになるような新人の医者だったり、

「大ハズレ」が続いてしまいました。

結局、最後は、この土地で生まれ育ったスイス人の友人に、
地元の人たちの間で評判の良い医者を紹介してくれるよう懇願し、
やっと、英語は流暢に話せないが腕は良く、
症状や治療法も明瞭に説明できる家族医に巡り会えたのでした。

一度良い家族医が見つかると、
その医者が紹介してくれる専門医もハズレが少ないので、
とても助かっています。

このような経験をしていたので、
妊娠が判明したときも
「英語を話す産婦人科医のリスト」には目もくれず、
「名医と評判の産婦人科医」に真っ先に予約を入れたわけです。

ドクターボスは、きれいな標準ドイツ語に英語を混ぜながら話してくれます。
ドクターボスのドイツ語が分からなくて、何度もしつこく質問しても、
私が納得できるまで、親切に根気よく説明してくれます。

私が毎日、ドイツ語と悪戦苦闘しているのを見たアメリカ人の友人が、
「初めから英語の話せる産婦人科医に行っとけばよかったんじゃない?」
と言ってくることもありますが、
私はドクターボスを選んで後悔したことはありません。

だって、日本やアメリカにいたら、
「評判」で産婦人科医を選ぶでしょ。

命にかかわることだからこそ、
言葉に妥協することなく、
その腕を信用して安心できる医者にかかりたいの。

だから今日もドイツ語がんばっているのよ!

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ にほんブログ村 マタニティーブログ 海外出産へ