新作の詩より。いろいろなおもちゃを擬人化した詩。今作はロボットを擬人化したもの。
ロボット
僕はロボット。痛みを感じなければ嬉しさも悲しさもわからない。夏の暑さだって冬の寒さだって僕には関係ない。
ところで『好き』ってどんなものなのかな? まったくわからない。僕も何かを好きになりたいな。誰か『好き』ってどんなものなのか教えてくれないかな?
ロボットの僕にできることといえば働き続けること。疲れることなんてないし、ちっとも眠くなんてならないから。
でも、そんなのはちっともいいことだとは思わない。感情がないなんてつまらないことだ。
笑えること、泣けること、僕には素晴らしいことのように思える。
僕がいなくなったら誰か僕のために悲しんで泣いてくれるのかな? そんな誰かを僕は好きになっていいのかな?