ふと気づくと、このブログも
セミナーとか講座とか、
ちょっと息苦しいお話が
わさわさ溜まってきました。
週末ぐらいは肩の力を抜いて
日常を綴ろう！
ただし！
「あの方」に興味のない方は
どうぞスルーしてくださいませ。
まぎれもなく、私のひとりよがり
ブログです……。
こんにちは♪
起業女性のみなさんに
文章づくりの楽しさをお伝えしたい
ライター＊うちはしまいこです。
５月某日。
実に12年ぶりにライブへ
行ってきました。
もちろん、「あの方」です。
最近、ライブのチケットを
手に入れるのも、かなりの
高倍率になり
「ダメかもね」と半分
あきらめモードで申し込みましたが
ラッキーなことに手に入ったでは
ありませんか！
子どもの進学、母の看護に介護、
その後の告別式に１周忌、
〆切の山などなど
まあとにかく多忙を極めたこの数年は
時間も気持ちも経済的にも
ライブどころではない余裕のなさ。
泣く泣く見送り続けていたら
ついに干支が１周してた……。
遠足に行く小学生みたいに
ドキドキしながら迎えた当日。
別日に参加するお友達と
ライブ前トークで盛り上がりながら
開演の時を今か今かと待ちました。
そして。
12年ぶりの「あの方」は
変わらぬ若さとカッコ良さ。
非日常の楽しさに、改めて
感動、感激のひとときでした。
「神戸という地は特別な場所。」
ライブで語られた話と、
最後の最後で演奏された一曲は
心にしみる時間を届けてくれました。
1995年1月17日。
新曲のプロモーションで大阪にいた
あの方、こと福山雅治。
ラジオの深夜放送を終え、朝まで飲んで
ホテルへ帰るタクシーの中で
あの阪神淡路大震災に遭遇していたのです。
「怖いくらいの静寂。ものすごい静けさ。
何もなかったかのように静かだった。」
と振り返っていました。
そんな大地震に遭遇した翌週、
北海道でラジオの生放送の
パーソナリティを務めたフクヤマに
心配していたファンから、安否を気遣う
たくさんのメールが届いたそうです。
「ファンの皆さんに心配をかけて
申し訳ないって思いました。」
そこで始まったのが、
大震災で被災した人々に向け
ギター１本で歌い続ける企画でした。
「アーティストとして自分にできることは
歌を歌うこと。元気の出る曲を。」と
ラジオから被災地に向け届け続けたフクヤマ。
この企画の最後に歌ったのは、
被災者を勇気づけるための一曲。
今や神戸ライブのテーマソングと
言っていいと思っている（私が）歌。
「ラジオを通じて、被害者や被災地と
エンタメでつながっていくとは
どういうことかを教えられた。」
と語っているように
彼のエンタメの、今につながる根幹の
一つになっているのが神戸の地でした。
「エンタメを届ける意味や、どんな想いで
エンタメを届ければいいのかを
考える元になっている体験だった」と
振り返っていました。
私個人にとっても、フクヤマの
楽曲は人生の節目に寄り添ってくれる
曲が多いのです。
生き方に迷い途方に暮れかけた時
大丈夫だよと背中をそっとなでてくれた曲。
人生最大の試練ともいうべき事態に遭遇した時
あなたに乗り越えられないものはないと
勇気をくれた曲。
見送れなかった母への贖罪には
「幸せでいなさい」と母の代弁者のように
歌い聞かせてくれた曲。
数え上げればきりがありません。
そんなことを思いながら
聴いていたライブで
驚くべきことが起こりました。
「えー、ライブでは本当に
久しぶりに歌います。」といって
流れ始めたイントロに
心が震えました。
生まれてはじめて横浜まで出かけて
参加したライブで、初めて披露された
あの一曲ではないですか！！
まるで「ライブへおかえり」と
迎えられた気がして、一人号泣。
そして、なんだか母が
「お疲れ様、ありがとう」
って言ってくれている気がしたのです。
夢の時間はあっという間に過ぎました。
さて、また明日から日常に
どっぷりと浸かり
走り抜けたいと思います。
……次のライブは干支が一周するまでに
行けますように……
休日の「書きたいだけブログ」に
お付き合いくださりありがとうございました。