■ご縁をつなぐ本
*2020年の記事に加筆しました
昔からミステリーが大好きです。
探偵小説、警察小説、
ハードボイルドも大好物。
最近では、犯人が誰かという
オーソドックスなストーリーじゃなく、
科学捜査に焦点を当てて
舞台裏を読ませるものも人気ですね。
時代と共に、喜ばれるストーリーも
少しずつ変化していくのでしょうか。
ミステリーへの入口になったのは
小学生で出会った本、
「シャーロック・ホームズ」でした。
こちらはまた後日にアップするとして
今日は、私の中では斬新だった一冊を。
著者:パトリシア・コーンウェル
講談社文庫
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本当の出会いはこの本じゃなく
シリーズの1作目「検視官」なのですが
新しくなった装丁が、どうも
好きになれなくて、旧装丁で残ってた
2作目のこちらをご紹介です。
「検死官シリーズ」と呼ばれる
このシリーズは、タイトルの通り
女性の法医学者である検視官が主人公です。
*検視官とは、変死またはその疑いのある死体について
犯罪性の有無を判断する検視を行う警察官のこと
(コトバンクより)
一冊目の「検視官」は、ミステリー界に
「法医学」ブームを起こしたベストセラー。
プロファイリングなどの科学捜査を
駆使した推理小説で、誰が犯人かという
ストーリーより、科学捜査のすごさと
おもしろさを読ませる話というほうが
いいかもしれません。
どの本も猟奇的な殺人事件が題材なので
苦手な方は読まないでね。
女性の検視官が主人公というところも
なんとなく気になって手を伸ばした
理由の一つかも。
実はこの本も、私に大切な
ご縁をつないでくれた一冊でした。
もう何年前でしょうか。
当時、手がけていた情報誌の
インタビューに登場いただく方を
探していた時、目に留まったのが
犯罪心理学を専門にされている
地元の大学教授でした。
社会人向けの聴講案内にも心ひかれ
大学へお願いをして受講させていただき
その後、お時間をいただき取材へ。
元々、東北地方の県警で
プロファイリングに携わられていた
異色の経歴をお持ちの先生。
警察ドラマの監修や
ニュース番組でのコメントなど
メディアでのご活躍も多い方。
楽しくてわかりやすいお話に
すっかりファンになっちゃいました。
先生の研究室でお話を伺いながら
ふと本棚に目をやると、あふれ落ちそうな
たくさんの本の中に並んでいたのが
あの「検視官」だったのです。
「私もこのシリーズ、読んでいます」
思わず口走った言葉から話がはずみ、
しばし取材を離れて雑談タイムに。
取材だけでなく、楽しい時間を
過ごさせていただいた
思い出の一冊です。
この日をきっかけに、
いろいろお付き合いを
いただきました。
出版社をご紹介いただいたり
高校生だった息子の学習課題として
取材をお受けいただいたり
オープンキャンパスでも
学内を丁寧に案内くださったり。
その後、東京の大学へ移られ
お目にかかる機会はなくなりましたが
ご活躍の様子を拝見するたびに
あの一冊が思い出されます。
本って、ただの活字の集まりじゃない。
ただストーリーを楽しむものじゃない。
一人静かに向き合うものという
イメージが強い「本」ですが
実は、人につながっているものです。
これまでの思い出をひもとくにつれ
読書とは、人とのつながりを結ぶもの
なのだと改めて感じます。
ちなみに私が出会った先生は
現在は東洋大学で社会心理学の
教鞭をとっていらっしゃいます。
本との出会いが世界を広げてくれる。
やっぱり読書は楽しいです♪
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