■さわれる言葉ですか?
仕事柄、毎日たくさんの
ブログ記事を読みます。
先日、ついつい仕事じゃなく
「素」に戻ってクリック
してしまったタイトルがありました。
それがこちら。
「無地Tシャツの着方がわからない(T_T)
ダサく見えない着こなしのコツ」
深く考えずに書いてしまうと
「無地Tシャツがダサく見えない
着こなしのコツ」
って収めてしまいそうな
タイトルです。
何が違うの?
「着方がわからない」
この一言で、手が動いて
しまったんです。
まさに気持ちを代弁して
くれている一言だったから。
年齢を重ねると
シンプルなアイテムほど
着こなしが難しいことを
実感しています。
どうやって着たら
おしゃれに見えるんだ…⁉︎
って思っていたところ
だったから、もう共感!
私にとって、まさに
「わかるわ〜!」って思う
「さわれる言葉」だったのです。
言葉で「体験」させる。
そんな具体的な言葉や表現を
見つける意識を
日頃から持ちたいと
改めて感じました。
……という内容を「文章カフェ」で
配信すると、質問をいただきました。
*青字をクリックしてね
「こういう言葉のチョイスって
どうやってトレーニングしたら
いいんでしょうか?」
これは言葉のチョイスより、まず
「妄想力」と「共感力」が大切です。
届けたい読者が何を思っているか
困っているか、悩んでいるか、知りたいか。
共感される内容を見つけること。
今回であれば、ダサく見えない
Tシャツの着方に
困っているのではなく
着方がわからないことに
悩んでいたのです。
同じ「着こなし」を伝えるにしても
何が困ってる?何が知りたい?
って想像して、妄想して
「そう、それが知りたかった!」
って共感してもらえるシチュエーションや
状態を、見つけることが大切なんですね。
見つかった内容を、できるかぎり
具体的な言葉にしてあげると
読者は言葉だけで同じ「体験」を
することができちゃうのです。
一種のプロファイリングかも
しれませんね♪
それには、日頃からの観察力が大切です。
そのためには、自分がお客様に
なりきってみることから始めましょう。
お店に行ったり、講座を受けたりするときに
「どうして私は、この店に入ったんだろう」
「なぜ私は、このセミナーを受けたいと
思ったんだろう」
って客観的に自分を眺めてみると
行動した理由が見えてきます。
それがお客様や読者にも
きっと当てはまるはず♪
ぜひ日頃から、そんな意識を
持ち続けてくださいね。
ちなみに思わず手が動いたブログはこちら
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