■まだまだやれるよ
ここ何年も、テレビを
ほとんど観なくなりました。
観るとすれば、ニュース番組や
ドキュメンタリー番組がもっぱらです。
そんな数少ない視聴番組の
ひとつが「情熱大陸」。
昨夜はパラ陸上競技選手
中西麻耶さんでした。
義足の足を利き足に
走り幅跳びで５メートル以上も
記録を出しちゃう…。
昨夜の放送で印象深かったのは
そういった記録のすごさではなく
初めて知る舞台裏でした。
世界陸上の壮行会開催に向けて
中西さん自らが地元の商店街の
店頭で、道行く人にチラシを配り
チケットを売ってる。
その後は居酒屋に出向き
リュックを背負ったスタイルのまま
お客さんたちにチラシを見せながら
壮行会の営業をしているのです。
商店街でのチラシ配りから
３時間かけて、やっと一人の
お客様がチケットを購入し
「頑張って！」と右手を
差し出されていました。
世界陸上やパラリンピックに
出場するような選手が
チラシを配り歩いたり
チケットの営業をしたり
そんなことしなくちゃいけないのか。
ビックリしてしまったんです。
アマチュアスポーツは
運営資金の用意が大変。
サポートをしてくれる企業に
出会えた方は「ラッキー」
なんですね。
そんな中西さんを見ていて
感じたのは、資金を集めなくちゃって
想いだけで動いているのでは
ないんだなということ。
本当にスポーツが好きだから
見てほしい、知ってほしい
そんな気持ちがあるから
あれだけ動けるんだなあと
伝わってきました。
事務所にも、集客の相談や
発信のアドバイスを求めて
いろんな方がお越しになりますが
まだまだやれることがあるのに
あきらめちゃったり
動けなかったりする方が
ほとんどです。
そんな方に限って
発信することは「売り込むこと」
だっていう想いが強いもの。
売込みって、自分しか見えてない
発想ですよね。
だから苦しくなっちゃう。
でも、視点を変えて
「求めている人に対して
役に立てること」を
お知らせするんだと思えば
行動も、気持ちも、
変えられるのにって思います。
中西さんの姿を見ながら
自分もまだまだできることだらけなのに
動けてないなあと反省しきり。
営業はもともと苦手ですが
自分のために…と向けていた矢印を
相手のためにって向け直そう。
改めて、そう感じた昨夜の
「情熱大陸」でした。
SNSがこんなに使える世の中に
なって、動かなくても伝えることが
できる時代。
便利で効率はいいけれど
リアルなコミュニケーションではない分
気持ちや想いの伝え方・届け方を
しっかり考えなくてはなりません。
フォロワーの数、いいねの数など
テクニックも大切ですが
きちんと届け、ちゃんと伝えるための
文章づくりはもっと大事！
基本とコツをお勉強しましょうね。
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