■起業物語29「モノは売らない!」

 

vol.922

 

学生時代の就活から独立起業を果たすまでの

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起業物語28「3度の廃業危機を乗り越えて」

 

 

 

コンセプト無し。

理念も無し。

 

 

売上を上げること以外に

仕事を続ける目標も無し。

 

 

そんな状態の事業展開が

何年も続いていました。

 

 

でも、これって私だけが

特別なわけではなく

 

 

ほとんどの起業女性が

しっかり手にできていないのだと

サポート事業を始めてから

わかりました。

 

 

なんのために、私は

この仕事をしているのか。

 

 

誰の、どんな役に立つための

仕事なのか。

 

 

その仕事を続けることで

どんな幸せを誰に届けられるのか。

 

 

何にも考えていませんでした。

そんなことが必要だなんて

気が付いていなかったから。

 

 

でも、想いを持たず

考えようともしなかった事業は

目的を見失っていきます。

 

 

image

 

 

当時、仕事の中心は

情報紙の編集・発行。

 

 

誰の、どんな役に立つために

制作して発行するのかなんて

考えてもみませんでした。

 

 

「情報紙を作って発行すること」

だけが仕事の目的になっていたのです。

 

 

え?

だって、それが仕事でしょ?

 

 

そう感じたあなたは

危ないです!!!

 

 

ここからの体験をしっかり

読んでくださいね。

 

 

ある日、新規オープンの

クライアントから

「情報紙に広告を出したい」

と連絡がありました。

 

 

足を運び、説明を一通り

終えたところで、先方から

出た言葉に耳を疑いました。

 

 

「で、いくらになるの?」

 

 

「今、お伝えした掲載料金です」

 

 

「いやいや、他紙の○○は

00,000円にするって

言ってるから、あんたのところは

いくらにしてくれるの?」

 

 

関西の商売人のノリで

明るくおもしろく値段交渉……

なんていう話じゃありません。

 

 

値段があってないような商売と

思われがちな広告制作ですが

 

 

ひとつの広告枠も

必要な経費や事務所の利益など

きちんと計算されたうえでの

価格設定がされています。

 

 

無茶な値下げ交渉に合わせていると

破綻するのは明らかです。

 

 

 

 

でも!

 

 

でも、その無茶な値下げの

お願いを受けてしまうのです。

 

 

なぜなら、紙面を発行したいから。

 

 

仕事の目的が「紙面をつくること」

だからです。

 

 

ひどいクライアントになると

 

 

「枠が埋まらないときにだけ

声をかけてくれ、00,000円

だけなら出してやるから」

 

 

「お金を取れるところから

とったらいいやん。うちはお金が

無いから、そこ値段引いといて」

 

 

なんてことを恥ずかしげもなく

言ってきます。

 

 

でも、紙面を埋めたいんです。

目的が、そこだから!

 

 

いつのまにか、他紙との 

値下げ競争に巻き込まれ

始めていったのです。

 

 

そりゃ、運転資金も

苦しくなりますよね。

 

 

原価を計算したうえでの

販売価格が、根底から崩れて

いったのですから。

 

 

 

 

価格競争はいやだなと

思い始めてた頃、

あるお客様に声をかけられました。

 

 

「ウチハシさんのところの

情報紙は、掲載する内容の

相談に乗ってくれるでしょ。

 

キャンペーンでもダメな内容だと

『それは違う』って教えてくれるでしょ。

 

店のことを考えて、いろいろ

一緒に考えてくれるからうれしい。

うちのお客様にも喜んでもらえてるよ」

 

 

ハッとしました。

 

 

そうだ、うちが情報紙をつくるのは

掲載紙として選んでくれたお客様の

仕事がうまくいくための手伝いだったはず。

 

 

ただ情報紙をつくりたかったんじゃ

なかったのに。

 

 

うちの事務所がするべきことは

情報紙を発行することではなく

情報紙を使ってお客様の

商売繁盛に役立つこと。

 

 

そのためには、必ずしも

情報紙じゃなくてもいいんだ。

 

 

お客様によっては、情報紙が

合わない人もいる。

 

 

チラシやホームページや

SNSがいい人もいるし

まだ発信・告知をする時期では

ない人だっている。

 

 

「情報紙」を売ってはいけない!!

 

 

一気にいろんな気づきが降りてきて

もう値下げ交渉をしてくるクラインとは

相手にしない!と決めたのです。

 

 

仕事をする意味や、大切にすべき

想いを持つ重要性が身に染みて

わかった出来事でした。

 


 

 

運転資金や経営の計画を

きちんと立てる知識や勉強も

当然ですが、大切です。

 

 

でもその前に、それ以上に、

なぜその仕事をするのか

仕事でお客様をどうしてあげたいのか

を十分に考え手にすること。

 

 

情報紙という「モノ」ありきの

仕事ではなく「想い」ありきの

事業であること。

 

 

事業のスタートは、ここなのです。

 

 

さて、そんな成功起業への道の

スタート地点に立ち直す少し前、

事務所に新しい出会いが

やってきていました。

 

 

女性の起業家さんなら

誰しも似たような想いをもって

とる行動かもしれません。

 

 

それは事務所にプラスだったの?

マイナスだったの?

 

 

続きはこちらをどうぞ

起業物語30「大黒柱は2本いらない」

 

 

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