カルシウムの必要量は、実際どれくらいなのか？
以前、こちらのブログで世界のカルシウム摂取量の目安について紹介しました。
量としては少ない日本が900mg程度、多い所では1000mg以上を要求しています。
では、実際に単純な計算式で考えてみましょう。
11～12歳の男子の体重の増加をモデルとしてみます。
この時期が一番増加率が高く、都市部、町村部ではやや違いがあるものの、約6kg程度の増加が見込まれます。
ヒトの身体に含まれるカルシウムの量が、体重のおよそ1.2%であるので
6000g×1.2%→72gのカルシウムが関与したと考えられます。
さらに1ヶ月単位で考えてみると
72000mg(72g)÷12ヶ月→6000mg
さらに、1日の計算でいくと
6000mg÷30日→200mg
が1日の必要量として出てきます。
つまり、計算式上では、身体に吸収されるカルシウムが200mgずつあれば、問題ないのではという予想が立ちます。
ちなみに牛乳のカルシウム吸収率が高いと言われ、成分中の40%が吸収されると言われているので500mgカルシウムを摂取すれば良いということになります。
あくまで計算式で考えてみたのですが、意外に少なくても大丈夫ではないか？という想像が立ちました。
しかも、今回は最も体重が増える11～12歳をモデルケースにしたので、体重の増加がない成人、特に高齢者にとっては、もしかしたらこれより少なくても良いのではないか？という疑問が出てきます。
次回も、関連する内容でお送りします。