さて、昨日の続きをお話します。
カロリー制限において、これも暗黙の了解になっている考え方があります。
それは「摂取カロリーと消費カロリーはどちらも単独の物で、一方には影響を及ぼさない」といった考え方です。
少し具体例を出してみましょう。
1日2000kcalの摂取、1500kcalの消費を想定します。
この人が減量を行うために、-600kcalの食事に切り替えました。
単純なカロリー制限の元では以下のように考えます。
・1400kcalに減って、消費カロリーとの差が-100kcalの貯金が出来た!
・消費カロリーも1500kcalのままだ!
なんとなくイメージが出来たでしょうか?
カロリー制限のみでダイエットを志す場合には、摂取カロリーを減らしても、消費カロリーは減らないと考えるわけです。
但し、これが経験的に違う事はわかるかと思います。
入ってくるカロリー量が単純に下がれば、今までより活動性が無くなる、なんとなく気力が出ないという状態になるはずです。
結局、単純なカロリー制限の元では消費カロリーも減ってしまうために、効率の良いダイエットが出来なくなってしまうのが実情です。
カロリー制限の考え方においてダイエットを行う場合には、上記のような点をクリア出来る物を選ぶべきかと思います。
そして、実際には成果を出しているシステムもあります。
これは余談ですが、おそらく単純なカロリー制限の元では糖質の量も過剰になっているはずです。
脂肪が9kcalあるため、カロリー計算をする場合には一番削りやすいからです。