東洋医学の診察法の中に脈診がありますが、乳幼児は止まっている事が難しかったり、そもそも小さいために正確な脈診が出来ないことがあります。
そういった時に使えるのが、虎口三関の脈(ここうさんかんのみゃく)と言われるテクニックです。
特に3歳くらいまでの小児を対象とする方法です。
子供の人差し指を、術者の左手の人差し指と中指で持ち、右手の人差し指で、子供の人差し指(親指側)を指先から付け根に向かって撫で上げます。
2~3回撫でてみて、長く血管が浮き出てきたり、その色が黒い、紫などの状態であれば、不調のサインとして判断します。
外出先などで、なんとなく様子がおかしいなと思う時など、簡単に出来る方法のため、知っていて損はないかと思います。