エルクレスト下北沢店 木村佑介です❕
おそらく、胡散臭いものじゃないかという気持ちを持っている人が多いと思います。
西洋医学、いわゆる病院での「病気」の捉え方は、人間を細分化してみることに一つの特徴があると思います。
例えば解剖学なら
・筋肉
・骨格
・血管系
・リンパ系
・内分泌系
などと分けられ、病院に行けば○○科といった具合に分けられていますね。
では東洋医学では人間をどのように捉えると思いますか?
東洋医学では人体をブラックボックスであると捉え、その中身を把握するために、4つの物質を想定しました。
気・血(けつ)・津液(しんえき)・精
という4種類です。
そして、この4種類が身体の中でどう変化・影響をしているかということを知るために、徹底した観察を行ってきました。
例えば、気が不足しているという場合
この時には「体がだるい・息切れがする・やる気が出ない」といった体の症状や、脈が弱かったり、舌の色が淡かったりするという所見から、今の体の問題は気の不足からきているという診断をします。
このような概念を用いた上で、鍼灸師であれば、気の不足を改善するようなツボに鍼や灸を施し、漢方医であれば、対応するような生薬を用いて漢方を調剤します。
ここまで読んでいて、まだまだ胡散臭いなと思う方は多くいらっしゃると思います。
特に「気」という概念がそれを助長しているのではないかと感じます。
自分も勉強し始めはそうでした。
ですが、この一見やばそうな東洋医学も2000年の間、形を変えつつも現代に至るまで伝わり続けてるということは、やはり理由があるのではないかと思います。
特に不定愁訴で困っている方が多くいらっしゃる現代に、古くも新しいとされる東洋医学を頼ってみるのも一つの手かもしれません。