三大栄養素である「糖質・脂質・タンパク質」が、体内で消化・吸収・代謝される過程では、それぞれ熱が発生します。
食事誘発性産熱反応、あるいは特異動的作用と呼ばれるこの働きは、栄養素によって得られる熱量が異なります。
その熱量の割合は以下のようになります。糖質:6%
脂質:4%
タンパク質:30%
吸収した内の、熱の割合が高ければ高いほど、体温に及ぼす影響は大きく、更に、太りにくいと言えます。
糖質は6%が熱になり、他の94%が吸収されます。
対して、タンパク質は30%が熱になり、他の70%が吸収されます。
糖質と脂質は、共1g辺り4kcalという数字のため、同じ量を食べてもタンパク質の方が数字の上では太りにくいと判断ができます。
こういった身体の反応を利用するのが、低糖質・高タンパクの食事法であり、ダイエットにおいても、また健康増進においても優れた方法であると考えています。