板仕舞い
彼が月曜日に胃腸炎をおこし、一昨日と昨日は調子が悪くてスキーができなかったが、今日やっと胃腸が落ち着いてきたというので、最後の山スキーをやろうと八幡平に行ってきた。
ずっとやってみたかったアイゼンを使っての壺足登坂をやってみた。
急登だし、両サイド崖のように切り立ってて怖いと思ったが、アイゼンのグリップ力は安心だし意外に大丈夫だった。
むしろ急登の前に踏み抜いて片足股から雪に埋もれて引き抜く方が大変だった。Galdhøpiggenの残雪登山でも雪を踏み抜きまくって体力奪われたっけ。。
写真を撮ってくださった方は盛岡近郊にお住まいで、首の骨を骨折して寝たきりになって、仕事から引退され、今はリハビリがてら、ご夫妻でいろんな山に行きまくっているらしい。岩手に住んでいると常にやることがあって忙しいそうだ。
羨ましい。。。
この後、彼がシールを乾かしたいというので頻繁に使っていた私たちの基地に行くべく、私は滑ったことのない急な斜面を滑走することに。
雪が抵抗ありすぎて滑走はたいしたことがなかったが、休憩してから、戻るにはこの滑走した斜面を登り返すとトラバースの必要性もなくなって楽かも、という発想になり、スキーで登ってみることにしたのだった。
春雪なのでシールのグリップはよくきいてくれたが、油断すると滑るので急登を登るのは怖かった。
なので、板を進めるときに上に浮かせてしまう癖を改め、板は雪面に接したまま進めて摩擦による抵抗を高め、なおかつ一歩ごとに踵を押してシールのグリップを確かにし、決して前屈みにならないよう姿勢は垂直にし、ポールを踵の後方に刺して支えるようにと、かなり慎重にゆっくり登坂していったのだった。
気持ちを冷静に保つようにしたが、それでもキックターンを避けられない局面になったときは焦った。
八の字になるよう左右板を広げ、ポールで二点支えながら、なんとか方向転換した。



