デンマーク国政選挙
2月26日に首相が、3月24日に国政選挙をすることを決め、先週末には候補者のポスターが掲げられるようになった。
2022年11月1日に国政選挙があり、翌月にSMV中道政権が成立してから4年目、次回の選挙の期限、10月31日までまだ半年以上あるので唐突な感じもあったが、今年になって、200万人を対象にした食費補助金の給付や、小学校のクラスの人数のキャパを大幅に下げるとか、年金の給付年齢の固定化とか、財産税の復活とか、だいぶ左寄りの政策を言うようになり、政権内でも意見が割れてきたのだろうと思われる。
特に、財産税の復活は、与党内のベンスタや穏健党の不評を買ったらしい。
前回の選挙では、メッテさんは中道政権を目指すと声高に言っていたが、今回は、左政権の可能性に対してもオープンであると言っているほど。
この時勢では、デンマークはグローバルに見てもかなり健全な財政状況であるし、それよりも外の脅威が大きすぎて、強靭な外交手腕を有する今の中道政権はまぁまぁ安心できていいと思っていただけに、正直、このタイミングで選挙することの意義もよくわからないし、どの政党の政策もピンとこない感じ。
社会民主党:小学校の少人数クラス、肉体労働者の早期年金、有罪歴のある外国人の国外追放
ラディケーレ:気候変動対策促進(電気自動車使用促進、畜産や酪農から植物性の農業への変換)、小学校教育への投資、移民強制帰国の禁止
保守党:納税負担の軽減、基本福祉の強化、安全保障の強化
社会国民党:納税負担軽減はなし、祝日の復活、環境整備の強化
市民党:市民権強化、移民の帰国促進、自動車所有の促進
自由連盟党:福祉システムの再構築、低課税、低サービス、コミュニティの強化
穏健党:法人税の軽減、柔軟な年金システム、病院での治療システムの改善
国民党:移民政策の厳格化、生活費の軽減、高齢者福祉の強化
ベンスタ:防衛の強化、課税の軽減、基本福祉の強化
デンマーク民主党;地方での公共交通手段のアクセス促進、移民政策の厳格化、福祉サービスの国内平準化
Enhedslisten(共産党に近い最も左派の政党):消費税の税率低減、飲用水の保証、年金者や生活保護受給者の生活保障
代替党:再生可能エネルギー負担の軽減、農業の持続可能性強化、保健サービスの強化
強いていえば、ラディケーレの小学校教育への投資と、穏健党の柔軟な年金システムと、ベンスタの防衛強化に同意できる感じで、どの政党、というわけでもなく。。。
マッチングテストすると、ラディケーレと穏健党が上位にあがってくるが、高くても75%とかなので、完全にフィットもせず。


