オリンピックが終わって思ったこと | いまのしゅんかん

オリンピックが終わって思ったこと

昨日の夜デンマークに戻ってきて、今日から早速職場復帰したが、来月にまた学会でウィーンに行く予定なので、その準備でバタバタしている。

ワーテルローが楽しかったので、学会につけて彼とウィーンの週末観光をするつもりである。

ウィーンといったら、ハプスブルグ家と神聖ローマ帝国、オーストリア帝国なので。

奇しくもパリオリンピックでモチーフとして出現したマリーアントワネットもハプスブルグ家出身である。

去年のアテネとリスボンもそうだけど、旅行しながらヨーロッパ史のパズルを埋めていくのが楽しい。

 

今回はハンドボールの一試合のチケットとホテルをおさえただけで、あとはすべて行き当たりばったりの旅行だったにもかかわらず、盛りだくさんで楽しかった。

 

また、娘がリレーションを始めたばかりのボーイフレンドの話も結構してくれたことも収穫だった。

今まで浮いたひとつなかったので。

だけど、相手がアフロアメリカンなのも娘らしいなと。

そして初めての恋人なのに、恋愛に浮かれている感じはまったくなくて、最初から互いにリスペクトをもったリレーションシップを築いている感じなのも娘らしい。来年1月に娘がまた日本に行き、5月には相手がデンマークに来るらしい。そして来年の夏休みには、二人でアメリカの実家に行く予定だという。

 

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よくお邪魔するブログで、パリオリンピックの日本での反応について書かれていたが、わたしもさんざんXで日本人のパリオリンピックへの批判のポストを目の当たりにしたので、思うところは多かった。

 

わたしが思ったのは、

−前回の東京オリンピックとどうしても比較してしまい、コロナ禍だったことや建設予算オーバー問題、関係者の失言トラブルなどの不遇の開催だっただけに、妬みをこめてクリティカルになった

−フランス人の日本人への差別意識に対する反発

が、原因なのかな、と。

 

わたしにとって比較するとしたら、やはりチケットへのアクセスであろうか。

東京オリンピックも行く気まんまんで、数年前から情報メールのサインアップをし、チケットを購入しようとしたら、デンマークからでは日本のサイトにアクセスできないことが判明、しかも外国のチケット販売はkvote制になっていてデンマークで買えるのは全種目含めてたった250枚であることがデンマークのメディアでニュースになり、デンマークから買うことをあきらめ、日本のvpnに接続して購入を試みたができなかった。

それがパリオリンピックは国に関係なく平等にくじ引き制度になっていて、娘が第二プライオリティをあて、その初日にアクセスして無事購入することができた。オリンピック開幕数か月前にはアプリを入れて電子チケットを入手し、直前にはアプリで直接チケットを購入することも可能だった。やはりパリに滞在中にアプリで購入している人もたくさんいたそうである。

東京オリンピックでデンマークでたった250枚って、、、今回、ハンドボールの試合ひとつだけでデンマーク人が3000人くらいはいたと思うが。。。それとも単なるキャパシティの問題だったのか。。

日本人を優先するにしても、パリオリンピックだってヨーロッパ中から来ていたわけで、ヨーロッパに5憶人はいることを考えると、日本人以外にも余裕はそれなりにあっていいはずなんだが。。

 

というか、日本は外国人のデジタルアクセスが難しい印象。決済を含むアプリは軒並みできないイメージ。

今回パリでもアプリを使って簡単に公共交通手段を使えたのに、いまだに日本では交通系カードを使わないと電車に乗れない。しかもプリペイド。

なので、もしコロナ禍でなく、普通に外国人も来られていたら、どう対応していたんだろうか、、と思った。

まぁもともと、日本では海外のクレジットカードが使えないところが多いと言われていたのだけど。

ヨーロッパ外でも、例えばアメリカなどは海外のクレジットカードでもまったく問題なく使えて、普通にオンラインでチケットも買えるので、日本は難しく感じる。

(ちなみに、いまだに、電子漫画を買うのに、とてもとてもとても苦労している。日本のクレジットカードでも、海外からのアクセスはいろいろと制限あり。)

 

開幕式とかメダルの質とかどうでもいい。

もっと外国人が日本のデジタルシステムにアクセスしやすい社会になってほしいと思う。

 

 

しかし、差別に関しては思うところがある。

私も、バスケットボールの日本対フランス戦と、ブレイキンに関して、日本人が不利になるようなバイアスがかかったのか?と思った。

ただ、競技に関してはホスト国が直接影響することは考えにくく、もっとフランス側のバイアスで思ったのは、ハンドボールの試合をみるとき、試合前の大スクリーンから流れるオリンピックの宣伝動画にそれまでに出てきたアスリートたちがうつるのだが、その中に一人もアジア人アスリートがいないことにわたしもアレ?と思ったのである。

その時点でも、中国と日本がメダル獲得ランキングで上位にいたにもかかわらずである。

 

フランス在住歴のある彼に言わせると、フランス人は無意識にアジア人の存在を無視するところがあるとのこと。

Xでも日本人がレストランでなかなかウェイターがきてくれない呟きがあったが、残念ながらそれは気のせいではない。

わたしたちも何度もその経験はした。

あまりにも目を合わせてくれないので、わざわざこちらから話しかけにいくと、かなり丁重にお詫びしてくれるしスィートに接してくれるので、悪気は感じない。本当に存在が無視されている感じ。

 

わかりやすくいうと、日本でも顔の造作で無意識に興味を持つか持たないか区別すると思うが、本当にそんな感じ。

残念ながらアジア人は興味の対象になってくれない感じなのである。

その結果、アジア人アスリートが一人もいない動画ができあがったのかなーと思った次第である。

 

 

話を最初に戻すと、娘がデンマークで、もてなかったわけでもないのに一度も好きなひとができたことがなく、日本でアフロアメリカ人と付き合うようになったのも、なんとなく理解できた。

直接いじめにあったわけでもないし、差別されたこともないのに、さんざん「デンマーク人はレイシストが多い。」とこぼしていたのも、デンマーク人の無意識の上から目線を敏感に感じ取っていたからだろう。

わたしは、元夫がまさにそうで、自分が白人だから、日本でリスペクトされるのを当然のように期待していたことに嫌気をさしていたのだが、そこまであからさまでなくとも、少なからず誰もがそういう意識があるのかもしれないなーと思った。

 

娘にとって、今の相手が初めて自分で対等でいられると安心して付き合える人になったのかもしれない。 

 

フリージュがかわゆすぎる。(ひとつ買ってきた)


 
訂正と追記


 

パリオリンピックのかかった経費は330億クローネ(7200億円)で、売り上げたチケットは950万枚、売れ残りは50万枚。

東京オリンピックの経費は1兆3000億円。売ったチケットの総数は780万枚で、デンマークで売られたのは1461枚。

パリオリンピックは警備にかなりのお金をかけたと思ったが、建設費の節約でだいぶ抑えられた?

東京オリンピックのメダルの方が質がいいと噂されてて事実かもしれないけど、これだけの予算をかけれも嬉しいことなのだろうか。