私たちの老後
土曜日の打ち上げのとき、私夫婦と友達以外皆年金者だったこともあり、年金の話になった。
なんでも、45歳の友達は、個人年金会社とのミーティングで72歳から年金を受給することを言われたそうだ。
それに対し、51歳の私の場合、Pension Infoのプラットフォームでみると、、、
一応69歳からということになっている。
個人年金のひとつは10年間多額でもらい、もうひとつは少額でパーマネントというもので、79歳からは受給額もガクッと下がる予定である。
これでも、わたしがデンマークに来たときはもっと早かったはずで、このプラットフォームを見始めたときには67歳だったような気がする。
結局、少しずつ延期されていくような。。。
一番直近で年金者になった二人は今年70歳で、確か二人ともコロナ禍に入ってすぐに年金者になった覚えがあるので66歳くらいでリタイヤしており、なんという違いかね、、と友達と言い合ったのだった。
まぁ他にはそもそも働いていなかった人もいるし、むしろ日本人で個人年金もばっちり入金していたという人は少ないので、今でも経済的にそこそこ余裕があるというのは、そのメンバーの中では茶室をもつデンマーク人くらいではあるが。
わたしもそうだけど、友達もわりと慎重なタイプで、給料のかなりの割合を個人年金にかけてきているという。
彼女と言い合ったのは、まずひとつは、70歳を超えても今のように働けるのか、という不安と、もうひとつは、むしろ私はこれをもっとも懸念しているのだが、あと10年たっても、わたしができる仕事があるのかどうか、ということである。
正直、60代になれば、収入が減っても負担の少ない仕事に変わるのもありかな、と思っているけど、例えば実験アシスタントとか分析の仕事に変わりたいと思っても、そういうシンプルなポジションほど機械化によって少なくなっている可能性がある。
この直近10年間をみても、時代の変化で仕事のやり方が激変し、常に勉強しなければタスクはもらえない状況になってきたが、50代くらいまでは対応できてきたけど、60代になってもそういう働き方ができるのか、自信はない。
ただでさえ更年期でやる気の喪失やひどい頭痛と戦ってきたのに、さらに心身ともに衰えていくであろう今後も引き続きこういう仕事ができるのか。
友達もコンサルの仕事をしているけど、ただでさえ単価が高いので、今後節減されるリスクもなきにしもあらずで、より単価に見合う成果を提供できるのか不安だとのことだった。
とはいえ、私はできる限り長く仕事は続けたいと思っているけど。
実験室から遠ざかるのもちょっと想像できない。。。問題は、いつまでもいられるかどうかで。。。
ちなみに、在外日本人でも、将来は日本に戻りたいという呟きが散見されるが、正直、今の日本と20年後の日本を同じように考えられないのではないかと思っている。
すでにロギスティックの問題が出てきているけど、ありとあらゆるサービスで人手不足になり、医療のサービスも同じようには受けられなくなっていくのではと思っている。
デンマークも同じだけど、日本のほうが高齢化は深刻で、特にわたしの1973年生まれが一番のマスになっているので、高齢者になって一番サービスが乏しくなるのではないかと。
どこへいっても、茨の道かもしれない。。。