娘の帰国 | いまのしゅんかん

娘の帰国

 

今朝、娘がデンマークに帰ってきた。

8時到着の予定だったので、泊まっていたマルメの友人宅には6時半には出て、私のしーたんを置こうと一旦家に戻って空港のサイトをチェックしたら30分遅れであることがわかり、シャワーを浴びたり朝食を食べるなど少しゆっくりしてから、彼のバンで空港まで行った。

ヘルシンキ経由で3つ預け荷物があったが、無事全てピックアップでき、帰宅。

羽田空港まではウーバーを使って移動したらしい。余分の預け荷物は250krだったらしいし、この時勢荷物を送るより飛行機で運ぶほうがいい。だけど、半年も日本にいて、荷物を増やさないようにするのは大変だったと思う。

 

家に帰って、早速着物の写真を見せてもらった。

 

かわゆすぎる。。。製本された1冊と、フレームに入った写真をもらったので、職場に飾ろうと思っている。
義妹ちゃんの振り袖を借りたそうで、写真館のアレンジも彼女がしてくれて感謝。
撮影当日は、娘の従兄弟である私の姪っ子が付き添ってくれたという。
姪っ子ちゃんとのツーショットも可愛かった。この子も私の弟に全然似てなくて美人。
しかも英語が流暢なので、娘とのコミュニケーションもスムーズで、娘よりも4歳近く年下なのによくお世話してくれたらしい。
 
案の定、デンマークに帰ってきて落ち込んでいるようだったので、買い物に連れ出した。

 

ちょうどファステラウンだったので、パン屋へ。

ファステラウンボウラと、ライ麦パンを購入。
 
その後電器屋に行き、スーパーでレバーペーストを買った。
ランチに必要だという。
 
家に帰ってからは私たちも疲れて昼寝したけど、娘は日本で仲良くなった子とずっとチャットで話していたらしい。
デンマークでも友達がいるし、なんで日本の方がいいの?と聞くと、日本では学生寮の地上階が共有スペースになっていて、どんなに課題とかがあっても、いつでも誰かと簡単にソーシャライズできたのが良かったと。
いつぞやは、共有スペースで夜中過ぎまで課題をやっていたら、いきなり思いつきでその辺にいた学生4人くらいでドンキに行ったそうで、そのことをものすごく楽しそうに話してくれたのだった。
デンマークでは、学生アパートでソーシャライズは皆無だし、学校と課題と仕事の合間に、友達とコンタクトを維持するのが難しく感じるという。ついつい忙殺されて友達からのメッセージを放置してしまったりとか。。
それはわかるような気がする。
というか、南欧の学生もデンマークのソーシャライズについてそう言ってたような。南欧でも、別に約束したりしなくとも、常にソーシャライズできていたから、デンマークのいちいち事前にアポを取る、というのが奇妙に感じるらしい。
 
また、留学する前から将来はデンマークから出ると言っていたけど、今日もそれをずっと言ってて、「とは言え、デンマーク以上に労働環境のいい国なんてないよ?(16時には帰れる。だけど給料は高水準)」というと、やはりそれはよくわかっているようで、現実的にはまずはデンマークで就職と考えているらしい。
日本で働くなんてもってのほかだし、かといってアメリカも、なまじものすごく仲のいい友達がアメリカ人だけに、アメリカの現実についても知らされたようで、特に今はインフレがものすごく若者にとっては酷な環境なので、アメリカは好きだけど移住はできないと思ったようだ。
こういう他国での事情を色々聞けたのは留学で得たことの一つだと思う。
 
とりあえず、バチュラーの最終セメスターでスペシャルプロジェクトがあるし、3月には修士の入学申請があるし、6月までは多忙な日々になるだろう。
そして2年間のマスターの後には就職活動があり、学生アパートを退去し、仕事を得たらアパート購入も視野に入る。今は若者は住宅ローンが単独で難しいそうなので、私も部分的に所有することになるかなぁと思ったり。
 
娘はすでに夏休みの日本滞在のことを考えているが、私としてはこれで娘のロングバケーションは終わったと思っている。