藍染め実験 | いまのしゅんかん

藍染め実験

藍染めをやってみた。
インディゴはそのままだと水に溶解せず、繊維に浸透していかないのでまず薬品で化学構造を変化させなければならない。
市販の脱色剤である亜ジチオン酸ナトリウムと苛性ソーダを混ぜて染料液をつくる。
 
 

 

一晩熟成させて、加熱しながら水に染料液とアンモニアと脱色剤を入れて染めていく。

 

 
液は黄緑色だけど、空気に触れると変化したインディゴが酸化されてまた元に戻り、見る見る間に青くなっていくのが面白い。
 
染めたあと。実際には繰り返し染めていかなければならないらしい。しかしインディゴそのものは水に溶けないので繊維にしっかり定着して締め出してこないのが新鮮。
 
しかし昔は、こんな人工のインディゴではなく、植物のアイを使い、しかも葉の微生物で気長に発酵させていったという。。
染料液を作るまで4~5か月もかかったという。
うーむ、、、草木染といったら、本来そこまでやるべきか、、、
人工インディゴにしても、せめて脱色剤ではなく、麹とかイーストを使ってインディゴを変化させるべきか、、
 
ともかく楽しい作業だった。
ほかに白樺も入手したので、今度は緑の染色にも挑戦してみたい。