ブリュッセル2
ブリュッセル行きの目的は彼の銀行口座の手続きだったけど、かつて5年間住んでいた街をみるのは面白かった。
街の中心地にはほとんど行ったことがないらしいけど。(わたしもコペンハーゲンは全然詳しくない。。)
アメリカ在住の後半でいろんな国の出身者と付き合うようになり、欧州人の彼女ができてヨーロッパに移住、EUの首都であるブリュッセルで就職と結婚して住むようになったのも面白い縁だと思う。
ブリュッセルはスペインネダランドの首都だったのに、ベルギーの独立でオランダ語ではなくフランス語が浸透し、1967年に法律ができるまでオランダ語が公用語と認められてなかったという。
今でも90%の住民がフランス語話者だが、常に二言語併記なのは面白い。順番も平等にしてある。
オランダ語はドイツ語以上に理解できるけど、ブリュッセルで聞くことはほぼなかった。
EUの祖となったシューマンもドイツ語とフランス語を強制的に学ばさせられたらしいが、、
こないだアーヘンにいったときも思ったけど、このあたりは多文化の雰囲気を感じる。
デンマークにはない感覚。やっぱりデンマークは長いこと安定して独立国家を築いていたし、王室も世界で二番目に古いくらいだし、わりとモノカルチャーで中央ヨーロッパほどのダイナミズムはない。
彼が住んでいたところの近くにある自由大学もオランダ語とフランス語でそれぞれ大学が分かれているという徹底ぶり。
テレビ局もそれぞれあったり、いろんなことがきちんと二言語で標準化されていて、そういうのもデンマークに住んでいる身としては不思議な感じ。
そういうマルチカルチャーの環境にいた彼が多様性に寛容なのもさもありなんと思ったり。。むしろ、モノカルチャーの中では窮屈に感じることもあっただろうと思ったり。。今の多国籍な環境で生き生きと働いているのもうなずける。
彼が住んでいたアパートをみて少し複雑なきもちにもなったけど、彼もまた長く積極的に訪れたいと思っていたわけではないのに案外と普通に来られていることに感慨を覚えたという。
やっぱり二人でブリュッセルに訪れてよかったと思う。


