彼の移住 | いまのしゅんかん

彼の移住

   

彼が移住してきた。

昨日は無事バンで空港まで迎えに行くことができたが、うん、かなり大きすぎるバンを借りてしまった。

ま、かなり座高高めの車を運転できて楽しかったし、駐車場で迷って切り替えしにかなり怖い思いをしたけど、それもいい経験だと思うことにする。

彼は、骨折のためにアップグレートしてビジネスクラスに乗ったところ、かなり快適で9時間も爆睡したらしい。なので移動はそれほど苦痛ではなかったと。

ただ、8つの預け荷物をピックアップしてわたしが待機する出口まで自力で運ぶのが一番苦労したようだ。

てっきり誰かスタッフでもつかまえて手伝ってもらってくるのかと思いきや、スキーバックをひきずりながら、それ以外はすべてひとつのカートにのせて、一人で運んできたのだった。どこから来たの?とか話しかけてくるひともいたらしい。うん、すごい光景だった。

 

今日は、朝から市役所に行き、1時間後のアポをとって住所登録をし、かかりつけ医を登録し、わたしが証人として2度のデジタル承認をして彼のNemIDを発行してもらい、銀行に行ったら、地元の支店では手続きできないので、オンラインか別の支店でやってもらうようにと言われ、一応わたしがオンラインで手続きしようとした痕跡があったかどうかチェックしてもらうと、まったくみられないという。

とりあえず日本大使館にいって運転免許証の翻訳をしてもらおうとしたらちょうど昼休みだったので、3年ぶりの大使館も周辺がだいぶ様変わりしていたし、散歩がてらIsland Bryggeまで行きランチをとり、午後一で翻訳申請をし、銀行へ。やはりオンライン申請の痕跡がなく、ちょうど書類はすべて揃っていたので、一から口座開設の手続きをしてもらった。

早ければ翌日に口座が開設されるので、NemIDでログインして口座のアクティベートしてくださいとのこと。家に帰って早速NemIDのアクティベートをした。明日口座ができれば、携帯の月契約もする予定。

Rejsekortのチャージをし、ショッピングセンターでスペアキーをつくってもらった。

 

というバタバタの幕開けだったけど、彼自身はいろんなことに日本とデンマークのシステムの違いに興味しんしん、わたしはわたしで16年前の移住のときとはかなり勝手が違ってて、新鮮に感じた。

16年前は、

Nem ID(デジタル承認)がなかったし、

-ネットバンクがなかったし、

-どの銀行口座でも口座開設の手続きができたし、

-市役所で時間の予約は必要なかった。

ちなみに、自宅にインターネットもなかったし、携帯も最初の4か月間はなかった。

 

もちろん、わたしがかなりアシストしているけど、彼は自分で納得したいタイプなので、ただおまかせなのではなく、ゆっくり学ぼうとしている姿勢もいいなぁと思った。

これからもいろいろありそうだけど、それはそれで楽しみである。