茶道お点前披露 | いまのしゅんかん

茶道お点前披露

  

楽しみにしていた映画アベンジャーズを観にいったり、結局春闘が終結したり、桜祭りがあったり、コミックコンがあったりとバタバタの3連休だった。

 

今回の桜祭りは初めて自らお点前を披露する機会を与えてくださったので、練習したり、道具を用意したり、お借りした棗について、拝見のために調べたり、着付けを練習したりといつもに増して準備が必要とされたが、楽しかった。

しかも、初披露だからと、お姉さまのひとりが藍染の大島紬の着物を貸してくださり、着心地と見た目と申し分なくわたしがえらく気に入ってしまったので、もちろん有償ではあるが、帯と帯締めとともに譲ってくださったのだった。ハッとするようなインディゴの着物に、グレーピンクの帯がやたら合う。

 

道具と着物をもっていざ出陣。

しかし、実際にはスーツケースの3分の2をうめたにすぎず、わたしなどたいしたことはなかった。ほかの方々は、もっとたくさんの道具を持参してくださったのである。

 

桜祭りは、ここ最近ずっと盛況で、しかも今回は桜が満開のピークを少し過ぎたくらいのほぼ完ぺきなタイミングだった上、天候にも恵まれたため、大勢のひとに埋め尽くされ、会場のはじに位置していた茶席も毎回多くの観客がおり、そこでの点前披露は緊張したけど、そんな状況からむしろより集中させられ、それが楽しかった。

まぁ、柄杓使いとか、細かい所作がまだまだだなぁと思うけれど、みなさんには以前に比べると(相対的に)よくなったと言われうれしかった。

去年の夏に初めて淡交会の先生にきちんとお稽古していただいたことで、お辞儀のしかたから歩き方、座りからなどすべて最初から学ばさせてもらい、基礎をまず積むことの大切さを認識させられたと思う。それからお茶への取り組み方も変わった。

それにわたしは、点前そのものにも課題があるけど、まだ精神的にどっしり構えられていなく、ささいなことにバタバタして落ち着いてないのが問題なのだと思う。とにかくものが多いから、「あーなくしたかもー」「あー忘れたかもー」とパニックになることも頻繁。だからこそわたしは茶道を必要としているというのもあるけど。

それにしても、やっぱりこういう機会があるとそれを目標にしてがんばれるし、逆にいろいろ反省させられたり、やらせていただいてありがたい限りである。

   

 

虎屋の桜風味の道明寺に羊羹、食感が絶妙のうすべに、卵とバターが入っている饅頭、くるみの砂糖掛け。どれもおいしゅうございました。