与党の経済危機対応策提案 | いまのしゅんかん

与党の経済危機対応策提案

Dagpengemodtagere må acceptere en endnu fladere pengepung, hvis regeringens nye spareplan, Genopretningsplanen, bliver til virkelighed.
Den typiske dagpengemodtager vil nemlig blive ramt syv en halv gang hårdere end en gennemsnitlig lønmodtager.
Det viser beregninger, som Danske Bank har foretaget for DR Nyheder.
Større ulighed
Hvis regeringens plan får det fornødne flertal vil en lønmodtager i 2012 nemlig få 1000 kroner mindre at gøre godt med om året, mens det tilsvarende tal for en dagpengemodtager bliver 4600 kroner.
Tager man højde for, at dagpengemodtageren i forvejen får et mindre beløb udbetalt end lønmodtageren, betyder det, at dagpengemodtagerens købekraft forringes med syv en halv gang i forhold til lønmodtageren.
- Det skaber større ulighed mellem kassedamen og den arbejdsløse, siger privatøkonom Las Olsen, Danske Bank.
 

 

2008年に起きた世界的な経済危機に加え、最近露呈したばかりのギリシャの財政崩壊でヨーロッパ全体が影響受けたことを受け、デンマーク政府は19日、240億クローナ(4000億円くらいか?)の予算捻出案を発表した。

その内容は、直接的な予算圧縮によって105億クローナを得て、残りはあらゆる層の所得税を増大だせることによって得るというものである。

2002年に現行のベンスタ-保守党政権になってからというもの8年間、常により税金負担の軽減を謳ってきたが、それもこれをもってストップし、公約していたトップ税を課す最低収入額の底上げも2年間は現状のままということにしたらしい。

 

具体的な一年あたりの負担増としては、

奨学金受給者 890kr(2011)、1500kr(2012

国民年金受給者 1800kr(2011)、3100kr2012

失業保険受給者 2700kr(2011)、4600kr2012

普通の労働者 500kr(2011)、1000kr(2012

高所得者 4700kr(2011)、6100kr(2012


驚くべきは、学生や高齢者を含む社会的弱者の負担が普通の労働者に比べて大きいということである。特に、失業保険受給者の負担が大きい。たぶん生活保護を受けている人もしかりであろう。

 

より平等を唱える野党の社会民主党と社会国民党は、全員対象の税負担増ではなく、フルタイム勤務を現行の週37時間から週38時間に長くすることによって税収増をはかるべきと提案していたが、与党はそれに強く反対し、普通の労働者の負担を大きくするのではなく、むしろ社会的弱者の負担を大きくする案を通した。

 

わたしは、個人的には税金負担増は仕方ないと思っている。日本やギリシャがやったように、最終的に国の税収を増大させるため、税金負担を軽くすることによって経済を活性化させるというのは、最初は多少効果あっても、結局は国の借金をいたずらに増やして国民の不安をますます増大させるだけ、という図式があるからだ。

むしろ、微々たる負担減や手当金受給で結局国が莫大な借金をつくるハメになるよりも、多少の負担を受け入れ、国の財政健全化を目指す方が安心する。

日本で特におかしいと思うのは、税収がわずかGNPの25%(デンマークは50%近く)で歳出の4割が借金返済に費やされるのに、なんで月に26000円もの子供手当が支給されるのか、ということである。デンマークは倍以上の税金負担が強いられるのに子供手当は月に10000円ほどである。借金を増やして不安を増大させて中途半端にお金をばらまいたところで何の解決にもならないと思うのだが、、、。

 

全然関係ない話だが、ランチでの情報によると、前に触れたうちの学部のラボラント(実験助手)の求人に対し、なんと70人も応募してきたそうだ。前回のラボラントの募集ではそれほどのアプライはなかったと思うが、、

やっぱりデンマークもまだまだ不景気なんだな~と思う。