アイスホッケー世界選手権初の準々決勝進出
アイスホッケー世界選手権で、デンマークは、悲願だった初めての準々決勝進出を決めた。
しかも、対戦相手は、隣国スウェーデンである。サッカーの予選に続き因縁対決とでもいおうか。
まぁたいがいスウェーデンに劣るのが悲しいところなのだが。
サッカーは運良く勝てたけど、アイスホッケーは、そもそも格違いというか、この世界選手権直前のテスト試合で3対10と大敗を喫しているし、絶対勝てないとは思うが。
準々決勝進出で浮かれているが、昨日のベラルーシ戦はひどいものだった。やはりデンマークはスケートも遅くてパックを奪われ攻めるチャンスもないし、8強に入れたのが奇跡というべきで。4強に入るなんておこがましいにもほどがある。
でも、どんなに無謀な相手でも、選手たちはスウェーデン戦を楽しみにしているようだ。
やはり隣国だけに、また歴史的ないきさつもあるせいか、デンマーク人はスウェーデン人を殊更意識しているように思う。スウェーデンには絶対負けたくない、みたいな。
日本と韓国の関係のようなものだろうか。個人的な関係ではまったく問題ないのに、というか、むしろデンマーク人と比べてよっぽどわかちあえるのに、国単位になるととたんにライバル意識が芽生える、みたいな。
でもわたしも、デンマークの相手がスウェーデンでよかったと思う。
しょせんどの対戦相手(ほかにスイス、チェコ、カナダ)でも初戦で敗退する可能性が高いわけだから、一番エキサイトしそうなスウェーデンが最初の対戦相手でよかった。
しかもスウェーデンはユニホームがかっこいい。ちょっと中世の衣装みたくしたいのか、首のところに切り込みがあってひもがついていて(ちょうどARNというスウェーデンのテレビドラマに嵌っていたのだが、その衣装にインスパイヤされたようなデザインだと思った。)、胸元には3つの王冠がプリントされている。
試合は木曜日の4時15分から。実は夜の8時にハンドボールの試合を観にいくつもりなのだが、時間的には十分間に合いそうなのでよかった。
楽しみだが、くれぐれも最初から結果がわかりきった退屈な試合にはならないでくれと祈るばかりである。