ワールドカップ出場選手発表 | いまのしゅんかん

ワールドカップ出場選手発表

アイスホッケー世界選手権、本当に面白い。

氷上の格闘技と評されるそうだが、マジでゴール前で取っ組み合いの喧嘩が起きることもしばしばあり(それで2分退場になることもあり)、動きが速くてかっこいい一方で、パックの取り合いなど子供のおもちゃの取り合いのようで滑稽にもみえる場面もあり、そのギャップが面白い。

 

しかも、グループ内で一番格下とみられていたデンマークが、1試合目で第一シードのフィンランドに41で大勝したあと、2試合目ではやはり強豪のアメリカ相手に引き分けたあと延長時間で先に点をとって勝ち、すでに最低でも2ポイント付きで第二ラウンド進出が決まり、「センセーショナル」とにわかにわいている。今までかろうじて第二ラウンドに進出しても、ポイント付きで進出することはなかった。今まで最高位が10位で、準々決勝戦に進出したことはないが、それも今回は夢ではなくなってきたと。

 

とはいえ有料チャンネルでの放映なので、いまいち知られていないような気もする。

それに、重要度の低い大会だそうで、サッカーのワールドカップや、ハンドボールの世界選手権などは、その時期はローカルのクラブリーグ戦が休止になるが、世界最高峰アイスホッケーリーグNHLは、世界選手権をまったく慮ることなく、この時期容赦なくプレイオフ戦が進行しており、上位に食い込んでいるNHLのクラブに所属する選手は、世界選手権に参加することができないそうである。

で、デンマークの大勝相手フィンランドは、なんと12人ものNHL選手が世界選手権出場を断ったそうで、こないだのバンクーバーオリンピックで銅メダルを獲得したメンバーのうち、たった4人しか今のチームにいないそうである。

オリンピックは参加させてもらえても、世界選手権は重視されないのもなんだかなぁと思ってしまうが。クラブもいいけど、やはり国対抗の試合は別の面白さがある。

 

また、昨日、ようやく6月にあるサッカーのワールドカップに出場する選手が発表になり、そのニュースにもかすんでしまった感がある。

デンマークサッカーナショナルチームの第一スポンサー、アーラが、牛乳パックにサッカー選手の情報をのせて、「ワールドカップに出場する選手をあてよう!」というのをやっていたり、メディアではとにかく連日、誰が出場するのか予想する記事が載っていて、多くのデンマーク人の関心の的であった。

わたしも面白そうだからと牛乳パックを集めようとしたが、始めたのも遅くてなかなかいろんな選手を集めることができず途中で断念してしまった。娘は、学校で支給される牛乳がアーラなので、その牛乳パックに貼ってある選手のシールを集めたそうである。

 

最終的には23人に絞られるが、昨日はとりあえず26人の候補選手が発表された。


キーパー

Jesper Christiansen(FCK), Kim Christiansen(Goeteborg), Stephan Andersen(Broendby), Thomas Soerensen( Stoke)

ディフェンス

Daniel Agger(Liverpool), Lars Jacobsen(Blackburn), Patrick Mtiliga(Malaga), Per Kroeldrup(Fiorentina), Simon Poulsen(AZ Alkmaar), Simon Kjaer(Palermo), William Kvist(FCK)

ミドル

Christian Poulsen(Juventus), Christian Eriksen(Ajax), Daniel Jensen(Werder Bremen), Jacob Poulsen(AGF), Michael Silberbauer(Utrecht), Mikkel Beckmann(Randers), Thomas Enevoldsen(Groningen), Thomas Kahlenberg(Wolfsburg), Dennis Rommedahl(Ajax), Jesper Groenkjaer(FCK), Martin Joergensen(AGF), Michael Krohn-Dehli(Broendby)

フォワード

Jon Dahl Tomasson(Feyenoord), Nicklas Bendtner(Arsenal), Soeren Larsen(Duisburg)

 

Daniel AggerChristian PoulsenJacob Poulsenなど主要選手が故障に泣かされたが、結局、つい12週間前に故障したばかりのキーパーThomas Soerensenを含め、大体予想された選手はすべて入ったという感じである。予選で大活躍したフォワードのSoeren Larsenも長い戦線離脱を経てやっと試合にぼちぼち復帰したところで、ワールドカップ出場は微妙とみられていたが、一応入っている。

ネットでの掲示板では、Dannis Rommedahlの出場に疑問視する意見もあり、わたしもちょっとなぁ、と思っていたが、なんだかんだルーチンの経験豊富な選手だし、スタメンでも入りそうである。

ま、キーパーはわからないけど、基本は、Daniel Agger, Lars Jacobsen, Simon Kjaer, Christian Poulsen, Daniel Jensen, Jacob Poulsen, Dennis Rommedahl, Martin Joergensen, Jon Dahl Tomasson, Nicklas Bendtnerあたりのラインナップでいくのだろうと思う。

個人的にはWilliam Kvistがお気に入りの選手だが、ディフェンスのラインナップも堅いし、プレーする機会を得るのは難しそうである。Simon Kjaerの方が出場経験が少ないが、去年7月のスウェーデン戦でのDaniel Aggerとの絶妙なコンビ体制に監督がほれ込んでしまったらしく、Simon Kjaerが多用されることになるだろうと思う。

 

6月は、間違いなくワールドカップでわくことになるだろう。


いまのしゅんかん-arla
Nicklas Bendtnerの情報が印刷された牛乳パック