クリスマスツリー伐採ツアー | いまのしゅんかん

クリスマスツリー伐採ツアー

クリスマスツリーの森

楽しみにしていたクリスマスツリー伐採ツアーに行ってきた。

わたしたちはすでに1ヶ月以上前に予約したが、その時点ですでに1等車と2等車は売り切れていたほど、人気のあるツアーだそうだ。

子連れのファミリーがわんさかと参加した。

まず、Hellerupから蒸気機関車が発車し、在来線との待ち合わせの関係上、休み休み北上していき、Hillerød30分待ち。さらに北上して、mårumという駅で降り、徒歩で森へ。

なんと、「クリスマスツリー」の森だった。

育つのが早いので、廉価の木材となるべく植林もされているが、同時にクリスマスツリーのために出荷される背の低い木もたくさん植林されていた。

一本200クローナ(4000円)で、お好きな木をよくよく選んで伐採してください、ということ。

でも、うちらは、あっさりと170cmくらいの木を選んで即座に伐採。他の参加者に比べて低い木であったので、もう少し背が高いのを選ぶべきだったか?と思ったが、それが屋外での伐採の怖さである。家に帰っておいてみたら、天井も高くなく、狭いアパートである我が家ではぴったりの大きさだった。

中には4メートルの木を伐採している人もいたが、庭に置くツリーなのだろうか?

さんざんオーナメントを作ってきた娘はすぐにツリーを飾りたいといったが、長くいい状態に保つには、しばらく屋外に置いてから家の中に入れたほうがいいという。

まぁ、ともかく、大量のクリスマスツリーが駅に置かれたときは壮観であった。

今日は天気もよく、今年はとくに記録を始めて以来300年間の間でもっとも暖冬であるらしいくらいありえない温暖な日々が続いていることもあり、2時間森にいたのも案外苦ではなかった。

去年は、寒くてツアーに申し込む前に断念してしまったくらいなのだが。

それと、今日、やっとデンマーク語に完全に切り替えることを決意した。

この2年間の習慣で、夫こそ英語で話すクセがなかなか抜けられなかったが、その度に「Tal dansk!」といって、デンマーク語で話すよう努めた。

4年近くもデンマークに住んできて、さすがに英語で話すことに羞恥心を覚えるようになってきた。というか、来た当初とは違って、今は永遠に住む可能性もあるから、さすがにデンマークにもっとインタグレートしなくては、というプレッシャーを感じるようになったせいかもしれない。

特に、クリスマスのときほどデンマークらしさを感じるときはないというか、人との関係を意識させられるときはない。デンマークのファミリーがわんさといるツアーの中で、英語を話すことが逆にどうしてもできなかった。

月曜日、水曜日、木曜日、土曜日、日曜日とパーティつくしの1週間が始まる。

デンマーク語をがんばらなければ。


ツアーに出る蒸気機関車
ツアーの蒸気機関車
森の中
森の中。クリスマスツリー用の植林地に行く。

伐採
のこぎりを使って伐採

クリスマスツリーの束
駅に大量に置かれた、ツアー客のクリスマスツリーの束。専用の車両にのせられる。