Defence
ディフェンス会場の王立農業大学
彼のいとこのディフェンス(公聴会)に行ってきた。
いわば論文発表会なのであるが、なぜディフェンス(防御)というかというと、発表時間45分に対し、評定員(エバリュエーター)による質疑応答が約3時間と、コメントを投げかけてくる評定員に対する応答に圧倒的に大きなエネルギーを注ぐから。
ああ、わたしも一年後はこうして発表会を催すことになるのね、と、自分のことのようにハラハラしながら聴いた。
偶然にも、彼も化学をバックグラウンドとしており、初対面のときにいきなり研究の話で盛り上がったくらいなのだが、もともと話を聞いていただけに、発表自体はすんなり理解できた。
、、、が、評定員のコメントが複雑で理解が困難であった。
評定員の3人とも異なる分野に属しており、それぞれ異なる観点からいろいろ指摘してくるのだ。
一人は機械材料の専門家で、機械強度の測定の方法について数式をまじえながら細かい指摘があり、一人はわたしの大学の教授で、工業的な目的についての質問があり、もう一人は材料科学者で材料の構造についてのコメントがあった。
わたしも材料科学者なので、最後の評定員のコメントに興味がわいたのであるが。
今まで聴講したディフェンスでも感じたことであるが、いわば形だけで内輪だけのたいした質疑応答もない日本の公聴会とは異なり、こっちは評定員とのディスカッションが充実したやり方である。
日本は、雑誌に論文を投稿することによって評価を外部に委託する感があるが、こっちは論文の投稿の義務はそれほどなく、最後の評定員とのやり取りの比重が高い。
論文投稿は時間がかかるし、評価する人も分野が限定されるデメリットがあるせいだろうか。
それにしても、いまだいろんな問題を抱え、先がみえないわたしは一体どうなるのであろうか。
昨日も、水曜日にミーティングした指導教官とは別の人とディスカッションしたばかり。
論文なんて、いつ執筆にかかれるのか、、、、。
