夏の愉しみ | いまのしゅんかん

夏の愉しみ

サマーパーク(10)


いろいろあって、日本が恋しいこのごろであり、金曜日にはある出来事で本気で日本に帰ろうと思ったほどであるが、こっちの国も、やはり素晴らしいところはたくさんある。

 

この国は、ヨーロッパの中でも北の方に位置している国であり、寒くて暗い冬が長く、一年通して暖かい日が少ないので、短い夏をかみしめるように堪能しようとする傾向がみられる。

週末は大抵外に出て、海や湖にピクニックに行ったり、イベントに参加したり。

わたしたちも、毎週のようにどこかに出かけている。

平日でさえも、日が長いことをいいことに、夕飯のあとは大抵近所に遊びに行ったりする。

 

日本の、人気キャラクターを取り入れるような完全に子供向けとして独立したイベントとは異なり、こちらはもっと大人の文化に近いイベントが多い。

本格的なバレエダンスを取り入れた舞台ショーだったり、本格的なオーケストラミュージックを取り入れた音楽ショーだったり。演劇鑑賞やサーカスを観る機会も多い。

大人も一緒に楽しめる文化であるように思う。

 

わたしがたまたま日本でそういう機会を作らなかっただけかもしれないが、こっちの国に移るまでは、休日も外に出るとしても、デパートに行くかどこかに食べに行くかぐらいしかしていなかったように思う。夫も、自然に触れるのがそれほど好きでなかったせいもあるが。まぁわたしも、山はともかく、海は汚いし砂場が熱すぎるで行きたいとは思わなかったが。

 

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ところで、日曜日、穴場の場所を見つけた。

 

金曜日にある事情が発生し、彼の息子さんは、元奥さんと彼女の母親に9日間引き取られることになった。

それで、息子さんがいなくて寂しい思いをするであろう娘のために、日曜日に娘が好みそうな遊園地のようなところに連れていきたいと提案したのだった。

 

この国は、人口500万人しかいないのに、夏しか開いていない遊園地はけっこうあるようである。

それで、そのうちのひとつ「サマーランド」に行く予定にしていたが、インターネットで調べてみると、電車で2時間半かかることがわかり、とてもそんなところには行けないと、もっと近場の「サマーパーク」に行き先を変更することにしたのだった。

 

それで、早起きして、お弁当を作り、バーベキューの材料を詰め込み、電車に乗って向かったのだが、、、

最初の印象

こんなところに本当に「サマーパーク」があるの?

というほどの、農地の中にぽつんとある、いかにもしょぼそうなパークであった。彼も呆然としていた。

 

ゲートをくぐってみても、いかにも普通の公園を大きくしたような、乗り物ではなく、大型遊具があるだけのしょぼそうなパークだった。

どことは言わないが、某地方都市のなんとかパークを連想させるような、安易に人を呼ぼうと急ごしらえで作った公園に思えた。

 

ところが。ところが。

確かに大型の乗り物はなく、スタッフも著しく少ないが、遊べる施設はたくさんあり、しかもどれも味わいがある。

アスレチックにも似ているが、さりげなく彫刻されていたり、ペインティングが施されていたり。何気に創意工夫が盛り込まれていて凝っているのである。


サマーパーク(5)


サマーパーク(4)


サマーパーク(6)


ゴーカードでは、道路が本格的に再現されており、運転練習中の身であるわたしも、この国独特の停止マークとか注意マークを見つけて感心。信号も動いていれば、ガソリンスタンドもある。娘はしょっちゅうガソリンを給油していた。(笑)

サマーパーク(2)

サマーパーク(1)

鉄道とボートは人力である。

サマーパーク(3)

また、港を再現しているところもあり、そこではボートのラジコンがあった。

サマーパーク(7)

また、バーベキューもできるのだが、古い時代の建物の中にあって、それもまた雰囲気がある。

サマーパーク(9)

華やかさはないけど、気に入った!!

人も少ないし、なんだか穴場を発見したような、素敵な日曜日になった。

素朴だけど、味のあるこの国も、なんだかんだいって好きである。

サマーパーク(8)