語学教室(1) | いまのしゅんかん

語学教室(1)

砂場遊び

彼の弟一家が来る前に、パーティの準備をする娘。

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8月末から始まる、子供向け語学教室について、保育園から打診があった。

正直、今の時点では、この国に滞在し続けるのか、この国で娘の教育を受けさせるのか、まだ決めていないので、別にその必要もないと感じている。

しかし、就学のタイミングについて、話し合ったときにも感じたことであるが、わたしの選択の自由といいながら、結局保育士の勧めに応じないと、それ相応の理由を求められるので、従うしかないのかなぁと半ば諦め気味に考えている。


日本だったら、来年の4月に就学する予定である。

ところが、保育士の強い勧めで、この国にいるとなると、来年の9月に、小学校付属の幼稚部に入学する予定で、日本の小学校1年に相当する学年に進級するのは、さ来年の9月、すなわち8歳になる数ヶ月前ということになる。


将来が未定のわたしにとって、できる限り日本の教育システムとのバイアスを縮めるべく、今年の9月に幼稚部に入れたいとさんざん説得したにもかかわらず、娘は外国人であること、体が小さいこと、12月生まれは外国人でなくとも一年進級を遅らせることなどをさんざん説明され、今年の入学を断念することにした。


しかし、地理的には近いオランダでは、4歳からの就学だそうで、教育システムは国によってかなり異なるようである。

いくら日本の教育システムを説明したところで、国の教育の考え方が根底から違うのだから、納得してくれるはずもない。


それにこの国は、コミュニケーションが何よりも大切と考えているせいか、はたまた自国文化の誇りのせいか、この国の言語に対するこだわりが強いように感じる。

今は変わったそうだが、最近まで外国人に対して無料の語学教育を提供していたほど。

イギリス人同士が、英語ではなく、この国の言語で話すなんていう現象も当たり前のようにみられる。


でも、娘がたとえこの国で教育を受けるにしても、本当に語学教育を別途受ける必要があるのだろうか、とやはり疑問に感じる。

わたしにはよくわからないが、大概の人が、娘の語学能力は完璧と太鼓判を押してくれるほどのレベルにまで到達しているようだし。もちろん、多少のミステイクはあるにせよ。

なんか、外国人だから、という理由だけのような気がする。


もっとも、こっちに来てから半年ぐらいで通った娘の語学教室の効果は大きかった。

それまで、コミュニケーションもなかなかスムーズにいかなかったのが、通うようになってから劇的に語学能力が向上し、いきなり友達が増えたのである。


いくら子供の吸収は早いとはいえ、すでにある言語をもつ子供にとっては、別の言語を獲得するのはそう簡単なことではない。

それなりの訓練が必要なのである。反復練習がないと、覚えられないそうだ。


ハーフでも、バイリンガルは稀。

わたしが知っているバイリンガルの子供は、いずれのケースも、

公共の場ではその国の言語であるが、家庭では完全に別の言語と、家と外とで言語を分けている。

家で、いくら外国人の奥さん(旦那さん)が母国語で話しかけても、両親ともにその言語で話さなければ、ヒアリングは可能でも自分で話すまでは身につかないようである。

わたしたちもそうであるが、使える言語でコミュニケーションとるのがラクだからである。


日本人がどんなに勉強しても英語が身につかないのは、英語を話せなくても、全然困らないからである。

外国人に道を聞かれるなど、英語を話す機会はあったとしても、だからといって英語を話さなければならない局面は滅多にない。仕事で外国人とコラボレートすることがあっても、直接会話を交わすのはほんのわずかで、ほとんどはメールなどのやり取りでコミュニケーションするのではないだろうか。