ブルーな週末(1)
娘が、彼の実家で摘んできた花
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土曜日、悪夢で目が覚めた。
眠りも浅かったのだろう。頭痛がする。
なぜか、夫と一緒に舟に乗っていて、いつものように口論している。そして、おどしのように「自殺する」と言って、舟から冷たい海に身を投げてしまった。幸い、死に至らずに済んだのだが。
怖かった。
「自殺」が、というよりも、どこまでも自分の想いだけをぶつけようとする夫を思い出して怖くなった。
それから、一度起きたものの、寝不足のために遅くまで寝てしまった。
そのせいで、起きてからはすざましいまでの多忙に見舞われた。
空腹の息子さんを慮って飴を与えていた彼を叱り、子供たちのためにあわててカレーピラフとピザトーストを作り、彼の好物のベーコンエッグを作り、洗濯をし、片付けをして、
子供たちと彼と一緒にショッピング。子供たちは自転車で行くことに固執したため、思いのほか時間がかかり、
帰宅してから昼食の準備。キノコのオムレツとオープンサンドを作り、
買い忘れたものに気がついて、スーパーに再度行き、彼は子供たちを連れて図書館へ。
しかし、約束の時間になっても戻らず、あわてて図書館に行き、彼に激怒し、娘と一緒にバレエ教室へ。
帰宅したら、すでに息子さんは元奥さんに引き取られており、彼は試験の準備で子供部屋にこもって勉強。その間、夕食の準備。ほうれんそうのキッシュを作った。
夕食後、娘は息子さんがいなくて退屈そうだったので、近くの湖へ散策。
そのあと、わたしはまた自覚した。
なんと、再度膀胱炎にかかってしまったようなのである。
1ヶ月前に罹患したばかりなのに、、、。
しかし、彼に頼んで、緊急コールに電話してもらい、そこのドクターから薬局に処方箋をFAXしてもらえることになり、薬がゲットできることに。
おまけに、娘の「痛い」という訴えで、虫歯を発見。はっきりとわかる穴があいていた。
ああ~、娘も、わたしと同じ道を歩むのか。
5年間何も問題なかっただけに、ショック。
彼が薬をもってきてくれたものの、一ヶ月前には問題なく効いてくれた薬が、今回はまったく効かない!
1日に2回服用の薬なので、我慢していたが、また夜眠れそうもなかったので、4時間しかあけずに2回目の服用をした。
そのおかげでかろうじて眠れはしたが、日曜日の朝になってもすっきりと薬が働いている感じがなく、しかも3日間分しか処方されていないことに不安を覚え、病院に行くことに。
すると、サンプルを持参したのですぐさまテストしてもらったのだが、やはり細菌感染していると。
効いてないのなら、薬を変えるのがベストだと思うということで、新たに処方箋をもらい、薬局で新しい薬をもらった。
長いこと行ってなかったのと、彼が試験で一緒に過ごせないということで、娘をプールに連れていく約束をしていたのだが、当然この状況ではわたしはプールに入れないので、娘だけプールに入ってもらうことにした。彼のお父さんと一緒に見学した。
大好きな彼のお父さんに、泳ぎぶりを見てもらうのは、誇りでもあったらしいが、さすがに一人だけでプールに入るのは退屈であるらしく、いつもよりもずっと早くプールからあがった。
彼の実家で昼食をとったあと、彼のお父さんと車の運転の練習に。
夏休みにお父さんに車を借りて、わたしの運転でバカンスに行く予定なので、それまでにこの国での運転に慣れなければならないのである。
今回2度目で、だいぶ日本車と逆の配置に慣れてきて、右手でのギアーチェンジ、左手でのウィンカー操作もだいぶスムーズにできるようになってきたが、車のないところで、どうしても左側走行になってしまう。
それでも、彼のお父さんは気を遣ってくれ、お父さんゆかりの地にいろいろ連れて行ってもらえた。
実家に戻り、しばらく娘とお父さんと庭の鑑賞にふけっていたが、そのあと膀胱炎による寝不足と車の運転の緊張からくる疲労で爆睡してしまった。
おかげで、疲れが少しとれ、薬もきいてきてだいぶラクになり、夕食もおいしくいただいた。
(2)につづく
