共同作業 | いまのしゅんかん

共同作業


座椅子をはずしたソファーの枠組みで遊ぶ子供たち

***************

今日はイースターの中日。
唯一お店の開く日である。
したがって、街は活気づいており、どのお店も人でごった返していた。

そんな日に、わたしたちにはやりたいことがあった。
それは、ソファーの修理に必要な材料調達である。

以前、友達を招待したときに、折れた足は直したのだが、実は座るところの真ん中に大きな穴もあいており、それも直したい、と。
どうやら、中に入っているスプリングの一部が金属疲労で折れており、それが原因で穴が開いてしまっているらしかった。
したがって、その折れた部分を取り除いてワイヤーで補強し、なおかつ穴のせいでビリビリに破れてしまっている表面の布も交換することにしたのだった。

しかし、ソファーに使えるような丈夫な布などなかなかなく、カーテン売り場のところで唯一代替できそうな厚手の布をみつけた。
色はカーキー色でイマイチだったものの、それは値切り品であり、別の色の布をオーダーするとなると3.5倍もの価格がするという。1メートル5,000円である。
6メートル欲しかったのでオーダーはあきらめ、その値切り品をゲットした。

夜、早速作業を開始した。
彼はスプリングの修理、わたしは布の裁断と縫製をした。
実際縫製に関しては、布があまりにも厚くて重いので、一人が押さえてなければならず、二人がかりで仮縫いをした。
そしてミシンで縫製したあと、彼がソファーの土台に縫製したカバーをかぶせて細かい間隔で釘を打ち、布を土台に固定したのだった。

かれこれ4時間の作業であった。
しかし、今まで穴をかくすために毛布をかぶせており、それがなくなっただけでもかなりすっきりした。
決して完璧な出来とは言えないまでも、その成果だけで大満足であった。

というか、共同で作業することが、単純に楽しい。

そのソファーは、もう2年前から壊れていたそうである。
しかし、雑誌を入れて折れた足を支え、毛布で穴をかくしてごまかしてきた。
きっと、修繕する余裕もないぐらいの生活ぶりだったのだろう。
基本的に彼ひとりで子供の世話も家事もこなさなければならなかったのだから。
目の前のことをこなすだけで精一杯だったのだと思う。

それが今、やっと生活も落ち着いてきて、家に手をかける余裕も出てきたといえる。

というかわたしも、彼となら、いろいろやってみたいなぁと思うことがあるのである。
ベランダをきれいにして食事できるようにしたり、
外でバーベキューをしたり、
植物を育ててみたいと思ったり。

今までは単なるタスクだった家のことが、楽しいイベントのひとつにもなっている。