別離(1)
大晦日、息子さんと一緒に過ごしたいという申し出をキャンセルしたかわりに、元旦である昨日、一緒に過ごしたいと言っていた。
しかし、昨日1日中彼女と連絡がとれなかった。
息子さんの落胆たるや、想像して余りある。
それも問題であるが、なんといっても今日中に彼女は彼のアパートを完全に引き払わなければならないのである。
合意書は1月1日までの居住許可となっている。
それを、2日は日曜日で事実上警察に通報できないこと、それに何よりも息子さんと一緒に過ごしたいという申し出を慮って、特別今日まで許していたのだった。
もっとも、彼女は2週間後に新しいアパートに入居できることになっており、それまでは両親の家に暫定で住む予定で、そんな短い期間中に荷物を転々とさせるのが煩雑であるため、新しいアパートに入れるまで荷物は大部分残すということになった。
だけど、わたしが固執したのは、彼女から鍵を没収するということ。
いくら事実上別居になるとはいえ、彼女が鍵をもっている限りは彼女の意志の赴くままに彼のアパートに帰れてしまう。
これから彼のアパートに頻繁に遊びに行くことになると思うけれど、不意に彼女が帰ってくるなんてことは絶対嫌である。しかも、彼女の図太さからして、もう居住権利がないのもおかまいなしに、我が物顔でふるまうのは目に見えている。
今日になって、彼はやっと彼女と連絡がとれた。
昨日は、大晦日からのパーティで飲んだくれて酔いつぶれたため、一日中寝ていたそうだ。
しかし、今日も彼女は問題の深刻さを認識していないようで、いつアパートに戻るのかあいまいのまま。
結局、夜の7時くらいになってアパートに戻ったという連絡が入った。
8時頃、彼と彼のお父さんはアパートに行ったそうだ。
しかし、新年のあわただしさの中、アパートを引き払わなければならないことに不満があるのか、ずっと機嫌が悪かったそうだ。
鍵はすんなり渡してくれたそうだが、問題は、合意書の内容を彼女が正確に把握してなかったということが判明し、そこでパニックになったそうである。
以前、ブログで書いたことを引用する。
「家を出る来年1月から、彼は彼女に対して、最初の半年は月7万円、次の2年間は月6万円程度送金することになっている。
しかし、よくよく聞いてみると、100%の養育権をもつ彼に対して最低2万円の養育費を彼女は支払う義務が発生するために、自動的にその分差し引かれ、なおかつ彼は半分税金で返金され、彼女は逆に税金を支払わなければならない。従って、彼の実質の負担分は最初は13,000円、あとの2年間は7,000円程度のもの。彼女は手取りで最初は4万円、あとの2年間は3万円程度になるとのこと。」
彼女は、養育費を払う義務について認識してなかったのである。
合意書に記載されている額面の半額しか正味受け取れないことなど、予想もしていなかったであろう。
彼とお父さんは、合意書などの書類を再度確認することを勧めたそうである。
それにしてもわたしの想像したとおりだった。
実質4万円弱しか受け取れないのに、彼女がよく合意書にサインしたなぁと思っていたのだ。
彼は、彼女はこの国の法律についても知識があるから、養育費のことは知っているといっていたけど、わたしは正直、彼女が本当に賢いとは思っていなかった。
いくら言語能力、言い訳能力にすぐれていても。
もし、彼女が本当に賢かったら、コストがかかっても弁護士のところに相談に行ったと思う。遊ぶ金を節約して。そして、提示された合意書が妥当かどうかプロに判断してもらっただろう。
自分の権利、法律などをよく知らないまま、同意書にサインするのは非常に危険である。
彼女はいつもディスカッションをしない。
いつもその場での感情だけで動く。
問題を深く認識しないままその場で判断するから、最終的に大きな誤りを犯すことになる。
まぁ、彼女の不用意さのおかげで、結果的に彼の思惑通りにいったわけである。
ちなみに、彼の担当弁護士は、離婚問題に関してはこの国トップの弁護士だそうである。
パワーゲームみたいな感はあるとはいえ、至って道理にかなっていることではあるが。
養育権を一切もたない彼女は、本来自力で生きていくべきなのに、特別彼が援助することになっているのだから。
まだ大部分荷物が残っているとはいえ、鍵を取り返した彼は、これでほぼ彼女との関係がきれたことになり、心底ホッとしたという。
しかし、昨日1日中彼女と連絡がとれなかった。
息子さんの落胆たるや、想像して余りある。
それも問題であるが、なんといっても今日中に彼女は彼のアパートを完全に引き払わなければならないのである。
合意書は1月1日までの居住許可となっている。
それを、2日は日曜日で事実上警察に通報できないこと、それに何よりも息子さんと一緒に過ごしたいという申し出を慮って、特別今日まで許していたのだった。
もっとも、彼女は2週間後に新しいアパートに入居できることになっており、それまでは両親の家に暫定で住む予定で、そんな短い期間中に荷物を転々とさせるのが煩雑であるため、新しいアパートに入れるまで荷物は大部分残すということになった。
だけど、わたしが固執したのは、彼女から鍵を没収するということ。
いくら事実上別居になるとはいえ、彼女が鍵をもっている限りは彼女の意志の赴くままに彼のアパートに帰れてしまう。
これから彼のアパートに頻繁に遊びに行くことになると思うけれど、不意に彼女が帰ってくるなんてことは絶対嫌である。しかも、彼女の図太さからして、もう居住権利がないのもおかまいなしに、我が物顔でふるまうのは目に見えている。
今日になって、彼はやっと彼女と連絡がとれた。
昨日は、大晦日からのパーティで飲んだくれて酔いつぶれたため、一日中寝ていたそうだ。
しかし、今日も彼女は問題の深刻さを認識していないようで、いつアパートに戻るのかあいまいのまま。
結局、夜の7時くらいになってアパートに戻ったという連絡が入った。
8時頃、彼と彼のお父さんはアパートに行ったそうだ。
しかし、新年のあわただしさの中、アパートを引き払わなければならないことに不満があるのか、ずっと機嫌が悪かったそうだ。
鍵はすんなり渡してくれたそうだが、問題は、合意書の内容を彼女が正確に把握してなかったということが判明し、そこでパニックになったそうである。
以前、ブログで書いたことを引用する。
「家を出る来年1月から、彼は彼女に対して、最初の半年は月7万円、次の2年間は月6万円程度送金することになっている。
しかし、よくよく聞いてみると、100%の養育権をもつ彼に対して最低2万円の養育費を彼女は支払う義務が発生するために、自動的にその分差し引かれ、なおかつ彼は半分税金で返金され、彼女は逆に税金を支払わなければならない。従って、彼の実質の負担分は最初は13,000円、あとの2年間は7,000円程度のもの。彼女は手取りで最初は4万円、あとの2年間は3万円程度になるとのこと。」
彼女は、養育費を払う義務について認識してなかったのである。
合意書に記載されている額面の半額しか正味受け取れないことなど、予想もしていなかったであろう。
彼とお父さんは、合意書などの書類を再度確認することを勧めたそうである。
それにしてもわたしの想像したとおりだった。
実質4万円弱しか受け取れないのに、彼女がよく合意書にサインしたなぁと思っていたのだ。
彼は、彼女はこの国の法律についても知識があるから、養育費のことは知っているといっていたけど、わたしは正直、彼女が本当に賢いとは思っていなかった。
いくら言語能力、言い訳能力にすぐれていても。
もし、彼女が本当に賢かったら、コストがかかっても弁護士のところに相談に行ったと思う。遊ぶ金を節約して。そして、提示された合意書が妥当かどうかプロに判断してもらっただろう。
自分の権利、法律などをよく知らないまま、同意書にサインするのは非常に危険である。
彼女はいつもディスカッションをしない。
いつもその場での感情だけで動く。
問題を深く認識しないままその場で判断するから、最終的に大きな誤りを犯すことになる。
まぁ、彼女の不用意さのおかげで、結果的に彼の思惑通りにいったわけである。
ちなみに、彼の担当弁護士は、離婚問題に関してはこの国トップの弁護士だそうである。
パワーゲームみたいな感はあるとはいえ、至って道理にかなっていることではあるが。
養育権を一切もたない彼女は、本来自力で生きていくべきなのに、特別彼が援助することになっているのだから。
まだ大部分荷物が残っているとはいえ、鍵を取り返した彼は、これでほぼ彼女との関係がきれたことになり、心底ホッとしたという。