保育園の誕生日会
2日早く、保育園で娘の誕生日をやってもらうよう頼んだ。
今年は、ちょうど日曜日だからである。
この国は、誕生日をとても大事にするので、一人一人別々にお祝いする。
誕生日当日のお昼ぐらいに、自宅に全員を招いて誕生日会をする家庭もけっこういる。
クラスに20人くらいいるので、娘は頻繁に誕生日会に参加しているわけであり、その度に自分の誕生日を待ち焦がれるようになったと思う。
だから、ワンルームの我が家に招待するのは不可能だけれど、保育園にお願いして誕生日会をしてもらうようにしたのだ。
去年も同じように保育園にお願いしたのだが、その際面白いかなと思って日本の料理を用意したのだ。
それが、子供には変わったものらしく、概ね不評だった。
大人にとってはお寿司もおいしいと思えるかもしれないが、米を食べたことのない子供にとって、日本料理は味も舌触りも奇異なものだったに違いない。
それで、今年は、ケーキだけをもっていくことにしたのだった。
しかし、わたしはケーキを焼いたことが今までの人生の中で一回もない。
ちなみに、母親がケーキを焼いているのも見たことがない。
ずいぶんと無謀な計画である。
しかし、今まで、ホットケーキなら何度も焼いたことがあり、材料なら検討がつくのでなんとかなるだろうと思っていたのだ。
最初はレシピも用意せずに、大体の見当で作ろうと思うほど。
何気にインターネットでレシピを入手したところ、
スポンジケーキって、卵ケーキのようなものなんだ!
ということを初めて知った。
卵6コに対して、小麦粉140グラム。
レシピを用意してよかった。。。。
大型のオーブンを借りるため、またまた彼のご両親の家に泊まりこみで、夜のクッキング。
彼は彼でクリスマス用のクッキー製作。
この国は、クリスマスに何種類ものクッキーを用意するのが慣習としてあるのだそうだ。
どこまで卵黄と卵白を泡立てるのかよくわからなかったし、あまりにも卵の膨れ方がすごくてそれに対してあまりにも少ない小麦粉をどう混ぜたらいいのかわからず、適当に混ぜたタネをオーブンに入れてから不安でしょうがなかったが、出来栄えとしては上出来だった。
本当、お店に出してもいいのでは?というぐらい、ふわふわのケーキができた。
クリームを泡立て、作っておいたオレンジ寒天をちらして、小さなスポンジケーキの台にのせて試食したところ、すごくおいしー!!、というものができた。
初めてなのにすごいわ。
ちなみに、この前彼が作ってくれたジンジャークッキーもすごくおいしかったのだが、彼もまたクッキーを焼くことなんて初めてだという。
というか、彼は料理なんてほとんどしなかったのだそうだ。
それなのに、春巻きを作るのを手伝ってくれたり、お寿司を作ってくれたり、クッキーを作ったり、ホットワインを作ったり、ご両親にとっても驚きの連続のようだ。
「なんでいきなり料理にトライするようになったの?」と聞いたところ、
「いやー、だって、一緒にやることが楽しいでしょう?」
そうなのだ。
かくいうわたしだって、今回のケーキも初めてだし、お寿司作りも初めてだった。
彼とだと、何でもやってみたい!という気になるのだ。
夫の場合、
「ねぇ、キャンプやってみようよ。」
「いろいろ用意しなくちゃならないから面倒くさい。」
「ねぇ、山登りに行こうよ。」
「疲れるからやだ。」
ってなもので、トライする気も失せた。夫が好むのは、こちらが何もしなくても楽しさを与えてくれる遊園地やデパート、ゲームセンターなどである。
もちろん、わたしが料理していても好奇心で寄ってくることなんて皆無だった。
一緒にいても、一緒にいるという実感に乏しかった。
誕生日会当日。
ケーキの上に文字を書くため、彼が湯銭でチョコレートを溶かしてくれた。
、、、が、スポンジケーキ、、、子供にはうけなかったです。
(こっちでは、スポンジケーキはなく、小麦粉たくさんの固いケーキが主流)