そんな事を、毎日のように考えています(ほんとに)
・シャリの研ぎ方
・浸水時間
・浸水時の水温
・ざる上げの時間や方法
・浸水に使う水の温度
ほんの少しの違いでも、口に入れたときのほどけ方、香り、甘み、ネタとの一体感が変わります。
少しでも美味しくできるように、毎日考えて、試して、また見直して、その積み重ねを、これからも続けていきたいと思っています。
R8 9/30(水曜日)
お早うございます!
通勤・通学の皆さま、朝からお疲れ様です。
今日も一日、気をつけていってらっしゃいませ😊
9月も今日で最後。
一週間の真ん中、水曜日です。
週の後半も、無理せずいつも通り。
今日も一日、頑張っていきましょう!
さて、今日はちょっと珍しいものを。
淡路島・#品川水産 さんの「一塩 #このわた」
このわたは、ナマコの腸を塩漬けにして熟成させたもの。
「このわた」という名前は、ナマコを古く「こ」と呼んでいたことから、「こ」の「わた(腸)」で「このわた」と呼ばれるようになったと言われています。
古くから日本で親しまれてきた珍味で、江戸時代には、越前のうに、肥前のからすみと並んで、#日本三大珍味 のひとつとして知られていました。
ナマコ一匹から取れる量もわずかです。
だからこそ、昔から大切に食べられてきたものなのだと思います。
今回のものは、淡路島の老舗・品川水産さん。
新鮮なナマコの腸を丁寧に仕込み、塩味を抑えて仕上げています。ナマコの腸を大量に仕入れるのが難しい為、既製品ではありますが最後に一仕事してからご提供しております!
磯の香りと、口に残る独特の旨味。
昔から続いてきた、日本らしい酒肴です。
こういう昔ながらの味を、今の時代にも楽しんでいただけるのはいいですね。
そして、9月も今日で最後となりました。
今月もたくさんの方に足を運んでいただき、本当にありがとうございました。
いつも見えてくださる方、久しぶりにお顔を見せてくださった方、初めて紋ずしを訪ねてくださった方。
こうして日々お店を続けていられることを、改めてありがたく感じています。
明日からの10月も変わらず、一つひとつ丁寧に、
美味しいものをご用意して、お待ちしております。
本日、水曜日。
今のところお席のご予約もありませんので、どうぞお気軽に🙇♂️
本日も17:30より営業いたします。
今日も良い一日を!
R8 9/29(火曜日)
千葉県 勝浦 #戻り鰹
秋の気配が深まるにつれて、鰹もいよいよ「戻り鰹」の季節です。
今週はキャンセルも重なり、ご予約がゼロの日もございます🙇♂️
どうぞお気軽にお声掛けください!
☎︎ 03-3712-6078
また、ここ数日は雨の日が続いております。
御来店の際は、お足元にお気を付けてお越しください。
各地で大雨による被害も出ております。
被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く、穏やかな日常が戻りますことを願っております。
さて、本日の魚は、
千葉県 勝浦 戻り鰹。
鰹には大きく分けて、春から初夏にかけて北上する初鰹と、秋から初冬にかけて南下する戻り鰹があります。
初鰹は、餌を求めて北上してくる途中の鰹。
脂がまだ軽く、赤身らしい爽やかな味わいと、さっぱりとした後味が魅力です。
一方、秋の戻り鰹は、北の海でたっぷりと餌を食べ、産卵に向けて南下してくる鰹。
初鰹に比べて脂が乗り、旨味も濃く、身にはねっとりとした質感があります。
そして鰹は、江戸の食文化とも深い関わりを持つ魚です。
江戸時代、とりわけ初鰹は「初物」の代表格として大変珍重されました。
江戸には、
「初物を食べれば七十五日長生きする」
という風習があり、その中でも初鰹は特別な存在。
あまりの人気と高値から、
「女房を質に入れても初鰹」
という川柳まで詠まれたほどです。
もちろん実際に女房を質屋へ入れるという意味ではなく、それほどまでしてでも初鰹を食べたいという、江戸っ子の初物好きと鰹への熱狂を表した言葉です。
文化年間には、銚子沖で鰹を釣る漁の様子も浮世絵に描かれています。
江戸の人々にとって鰹は、単なる魚ではなく、季節の到来を感じさせる「粋」な食べ物でもあったのでしょう。
そんな鰹が、今も房総沖を回遊しています。
勝浦は古くから鰹漁の盛んな土地。
現在も「ひき縄漁」などで一尾ずつ釣り上げる漁が行われています。
小型の漁船から縄を引き、鰹を一尾ずつ釣り上げることで、魚体への負担を抑えながら鮮度を保つことができます。
そんな勝浦の戻り鰹を、僕は少しだけ手を加えてお出ししています。
まず、身に薄く塩を当て、表面の余分な水分を軽く抜きます。
これは単純に水分を抜くためではなく、鰹の身を適度に締め、旨味を引き出すため。
水分を抜き過ぎないよう、あくまで軽めに。
そうすることで、瑞々しさを残しながら、舌に乗せたときの質感を緻密に、ねっとりと感じられるようにしています。
そして、戻り鰹は薬味との相性も抜群です。
紋ずしでは、
あたり葱
自家製大蒜醤油漬け
自家製山椒油
などをご用意しています。
あたり葱の香りと辛味。
大蒜醤油漬けの力強い旨味。
そして山椒油の爽やかな香りと痺れ。
脂の乗った戻り鰹にそれぞれを合わせることで、一切れごとに違った味わいを楽しんでいただけます。
江戸の人々が夢中になった初鰹、そして、秋になりたっぷりと餌を食べ、脂を蓄えて戻ってくる戻り鰹。
同じ鰹でも、季節によって味わいは大きく変わります。
秋ならではの戻り鰹を、薬味や自家製調味料とともにお楽しみください。
本日も仕込みを整えて、皆様の御来店をお待ちしております。
昨晩もたくさんのご来店、ありがとうございました。
お断りしてしまったお客様も多かったと存じます。せっかくお声がけいただいたのに、申し訳ございませんでした。
今週の営業最終日の本日は、19時以降、遅めのお時間でしたらご案内しやすくなっております!ご都合合いましたら、ぜひぜひお待ちしております😊
今晩も一生懸命、皆様のご来店をお待ちしております。
明日、月曜日は定休日のためお休みです。
そして明日は、毎週のルーティン、ゴルフかサーフィン。いつも通りに起きられれば、どちらに行くかの準備だけはしておきます💪
あとは起きた時の明日の自分と向き合って決めます笑
(結局、起きられずに片付けをするのを2年ぐらい続けてる…)
神奈川県 佐島
真蛸(まだこ)
活けものを仕入れ、今朝〆。
佐島の地蛸は、昔から「西の明石、東の佐島」と並び称されるほど、地蛸の産地として知られています。
その理由のひとつが、佐島の海。
相模湾に面した佐島周辺は、岩礁や島々が入り組んだ複雑な海岸地形で、アワビやサザエなどの貝類、甲殻類も多く生息する豊かな磯場です。
そこで豊富な餌を食べて育つ佐島の蛸は、しっかりとした歯ごたえがありながら、噛むほどに甘みと旨味が出てくるのが特徴。
しかも、蛸を傷つけにくい蛸壺漁や潜水漁などで獲られ、生きたまま出荷されることも、佐島の地蛸の鮮度を支えています。
実際に現在も、佐島周辺では蛸壺漁が行われています。 (神奈川県観光協会)
そして、蛸と江戸の食文化には意外と長い付き合いがあります。
江戸時代にはすでに蛸壺を使った漁が行われていました。蛸の習性を利用して壺に入り込ませる漁法で、当時の資料にも蛸壺漁の記録が残っています。 (国立国会図書館)
江戸の料理書では、蛸は「中魚」に分類されており、特別な高級魚というより、庶民の食卓にも登場する身近な魚介のひとつでした。
当時の江戸では魚介そのものが重要な食料で、料理屋や屋台も発達。
現在につながる江戸の魚食文化が形づくられていった時代です。
ちなみに、握り寿司につながる「早鮨」が江戸で広がったのも18世紀半ば頃。
魚介と酢飯を合わせる文化が、少しずつ今の寿司へとつながっていきます。 (国立国会図書館)
そんな昔から食べられてきた蛸ですが、仕込み方ひとつで食感も香りも変わります。
うちでは、活けの状態で仕入れた真蛸を朝〆。
まず下処理をして、塩でしっかり揉み、ぬめりや汚れを落とします。
そこから、ノンアルコールビールを使って揉み洗い。
泡と炭酸を利用しながら、さらに表面をきれいに整えていきます。
その後は、日本酒と緑茶、大根を入れた鍋へ。
蛸をそのまま強く茹で上げるのではなく、火の入れ方を見ながら、身の弾力と柔らかさのバランスを取ります。
仕上がった蛸は、そのままでももちろん美味しいですが、
自家製ラー油で「タコラー」。
自家製ポン酢で「タコポン」。
握りでは煮切りを合わせたり、塩と酢橘でさっぱりと。
同じ蛸でも、合わせるものによって味わいがかなり変わります。
噛むほどに出てくる甘みと旨味。
そして、最後に残るあの独特の香り。
一度食べると、もうまた食べたくなる。
今日の佐島の真蛸、ぜひ楽しんでください!