真っ直ぐな意志に満ちた、哀しい機械なんだなぁ。
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過日、H-IIBロケット2号機が無事打ち上げられましたね。
カウントダウンの後発射される様子の動画を見ながら、この「ロケット」という詩を思いだしていました。
何を想いながら息子はこの詩を書いたのでしょう。
きっと、もう後戻りするつもりはない自分自身の姿を一機のロケットに重ねたのでしょうね。
今よりもうちょっととんがっていた高校生時代。
ふと自分自身に問いかけたときの呟きにも思えます。
ロケットから見た地球の人々はどんな顔に見えるのでしょうか。
作り上げたものを手放す切ない顔?
大切にしてたものを手放す悲しい顔?
戻ってきて欲しいと願う涙顔?
自らをロケットに例えた少年は、その意志を貫くため振り返ることすらできなかったのでしょうか。
そんな少年の思いには気付かぬふりをし、私はそのロケットをただただ誇らしく見上げています。
噴煙を上げ真っ直ぐに空に向かい、やがてきれいな軌跡を描きながら宇宙ステ-ションを目指す、その名も「こうのとり」
見送る人々の想いは、我が子を旅立たせる親の想いにも相通ずるものを感じます。
見守る人たちはね、決して哀しくなんかないよ。
いつか君にも切ないほどの愛がわかる日が来る。
我が子の目に意志を貫こうとする強い光を感じたとき、親は何も言えなくなるもの。
だからね、こどもたちは思い切って飛びだって行けば良い。
コブクロさんたちも歌ってるじゃん。
~君が輝くとき 空が色を変えるよ
遠く離れてても いつでも君が見えるよ~ってね。
息子よ。
時代は厳しい風を君にぶつけるけれど、これからの荒波を生きていくための前哨戦にすぎません。
目の前の扉を開けてゆくのは、あなた自身です。
娘よ。
心配なことをあげればきりがない。
でも、あなたはきっとどこでも生きていける。
それはあなたの一番の強みです。
大学合格おめでとう。 春からは女子大生だね。
さあ、二人とも真っ直ぐ歩いて行きなさい。