1歳、猫

2日前からの食欲不振と、頻回の嘔吐の主訴で来院されました。

他院様より腸閉塞疑いとのことで紹介をいただき、当院で検査を行いました。

 

下矢印CT検査で、異常に拡張した小腸の所見

 

画像検査では確かに腸閉塞を疑うような所見があった為、試験開腹を行うことになりました。

胃〜小腸にかけて、チュールの袋と糸が絡まって”紐状”になった異物が認められました。

今回の症例では比較的早期の対応であったため、胃や腸を複数箇所小さく切開することで全て取り除く事ができました。飼い主様の稟告により早期発見に繋がる場合も多々ありますので、日頃から愛猫の食性や行動パターンは観察しておくといいかもしれません。

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小型犬、11歳

もともと膀胱結石や、尿道結石の治療歴があった症例です。

急な元気消失・食欲不振を認めたため当院で検査を行ったところ、お腹の中に尿が貯留している事が分かりました。

腹尿は比較的緊急性の高い状況で、可能性としては尿路系(腎臓→尿管→膀胱→尿道)のどこかの損傷により発生します。原因としては、交通事故などによる外傷であったり、尿路にできる結石や、腫瘍などに関連してくる場合があります。

 

下矢印この症例では、CT+血管造影検査で右側の尿管の損傷が疑われました。

 

 

また、損傷部位の付近に尿管結石も認められました。

 

尿路の損傷は放置しておくと致死的になる場合もある為、この症例ではすぐに開腹手術を行いました。術前の予想通り右側の尿管に結石と、そのすぐそばに尿管の損傷部位が確認できました。

炎症は重度であったものの、尿管の状態はそこまで悪くなかったので、結石の除去と損傷部位のデブリードメント+縫合を行い、最後にお腹をよく洗浄して手術を終了としました。術後の尿もれは腹腔内に吸引ドレーンを設置することでモニタリングしましたが、特

に漏れはなく経過良好でしたので、5日間程度で退院することができました。

現在、特に合併症も起こさず元気に過ごしてくれています。

 

 

 

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ソファのジャンプ後から、歩き方がおかしいとのことで来院されました。

触診、レントゲン検査にて前十字靭帯断裂が認められたため、急遽手術となりました。

 

前十字靭帯断裂は、膝の関節の中にある靭帯で、主に膝が前に落ちないようにする、膝が伸びすぎないようにする、内側に捻らないように防いでくれている靭帯です。

前十字靭帯が切れてしまうと、膝がとても不安定になってしまいます。また、膝関節のクッションである、半月板を傷つけることで、痛みを伴います。

 

今回の症例では、TPLO(脛骨高平部水平化骨切術)という手術を行い、膝を安定化させています。

 

下矢印TPLO術後のレントゲン画像 脛骨に骨切りを行い、プレートで固定を行っています。

 

術後は、足が滑りにくい生活環境も整えていただきつつ、運動を再開し、数週間後にはまた元気に歩いてくれると思います。

 

 

 

当院では、全国で診療・手術をしている整形外科専門獣医師の診察を行っています。

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大型犬、10歳

脾臓にできた、大型の腫瘤(15cm大、総重量2kg)のCT検査画像です。

下矢印

 

食欲不振、元気消失の症状がみられたため近医を受診したところ、腹腔内出血とエコー検査で大型の腫瘤があるということで当院へご紹介いただきました。

大型犬ということもありますが、このぐらい大きなサイズの腫瘍になるとCT検査での診断が必要になる場合もあります。

 

下矢印お腹の広範囲を、脾臓が占めていることになります。

 

この症例では腹腔内に出血もしていたため、早めに手術を行い脾臓ごと腫瘍を全摘出しました。

病理診断の結果は「造血性結節性過形成」、良性の病変でした。

悪性度が高くないからこそ、気づかずにここまで成長してしまったというのもあるのかもしれません。手術の時はあまりの大きさに少しヒヤヒヤしましたが、特にトラブルもなく元気いっぱいで退院していってくれました。

 

 

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小型犬、5歳の男の子。

膀胱内結石に加えて、尿道結石も併発していました。

おしっこのキレが悪い、ポタポタしか出ないという症状で来院されました。

膀胱内結石というと療法食などで溶解させるような治療をする場合もありますが、この症例ではもともと検査で療法食でも溶解されない「シュウ酸カルシウム結石」の疑いが強かったことや、尿道内にも多量の結石が詰まり、比較的重度な臨床症状を呈していたことから、外科手術による治療を行いました。

 

下矢印レントゲンで確認された結石の様子です

 

 

今回の手術では、「膀胱切開」による膀胱内結石の摘出と、「尿道切開」による尿道内の結石の摘出を同時に行いました。

尿道内の結石は取り切るのが難しい場合もありますが、その場合は閉塞部の後ろの尿道に代わりの排泄口を形成する「尿道造瘻術」を行う場合もあります。


上矢印結石除去後のレントゲン写真です

 

膀胱・尿道の石を摘出した後尿路をよく洗浄し、カテーテルを留置して終了となりました。

その後カテーテルは数日留置して、術後1週間程度で退院になりました。現在排尿も特に問題なく、とても元気に過ごしてくれています。今後は定期的な尿検査も行いながら、再発を予防していきます。

 

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エルムス動物医療センター八幡山院ですチューリップ

私たちは、東京都杉並区にある動物病院で、わんちゃんトイプードルねこちゃん黒猫の診察をしております。

日々の診療の中で、私たちがどんな診察をしているのか、手術や検査の様子など、獣医療の知識を飼い主様へお伝えできればと思い、

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