立ちそば日記43 昭和な王子の「王子そば」で紅生姜天そばとカレーライスがよかった! | イラストで綴る日常

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こんにちは、イトウエルマです。

 

日々の立ちそばメモ帳から

食べたおそばの紹介をしています。

 

43軒目は王子駅向かいのガード下にある「王子そば」。

ざっかけない昭和なお店の、昭和なおそば。

これがなかなかのお味!

カレーライスセット500円に
名物の紅生姜天150円を乗せてみましたよ。
 
 
王子駅前のロータリーを出ると、横断歩道では
常に信号を待つ人溜まり。それなりに活気があります。
しかし、どういうわけか、街の規模の割に開発の波が押し寄せていないのが王子。
(東京23区ですよ! 不便なところでもないのに!!)
令和の今も昭和の面影漂い、ちょっとした地方都市に来た気持ちになれます。
 
「王子そば」があるのはそんな街で、
新幹線の走るガード下で営業している立ちそば店にくる朝のお客さんは
サラリーマンや、ゆるい格好のご近所さんなど。
お店がてんてこ舞いになるほどでもない、いいバランスでやってくる。
(こういう人間のリズムが適度に保たれているのが王子らしさなのかなあ、
と思うのですがいかがでしょう)
 
ここでは紅生姜天そばをいただこうと思ってきたのですが、
目下、厨房ではおじさんがカレーを仕込み中でして、
その光景に目を見張る。
 
ボールを火にかけてカレーを仕込んでいる!
 
ボールは材料を混ぜるものだと思いましたが
確かにステンレスですしね、鍋の変わりにもなるのでしょう。
(アルミ鍋よりも使いやすいかも)
材料も混ぜやすい形状だし、洗いやすいし、
何より収納しやすい、場所を取らない、鍋以外でも利用可能。
 
感心して眺めていると、おじさんは火にかけたボールに、
丁寧にカレーの溶き汁を注ぎ始めた。
 
ひとつひとつのステップを大切にすすめる
おじさんの調理風景を見て
メニューは決まりました。
カレーライスもいただきましょう。
 
カレーライスセット500円(安!)
それに紅生姜天150円の食券を買ってカウンターに出す。
お料理はすぐにできあがりました!
 
紅生姜天そばは己の、今年からのブーム。
そばひろで食べた紅生姜天が美味しくて、
他店でもあれば注文するのですが、
つい、そばひろの面影を求めてしまう。
(だから玉ねぎ入りとかはいらない!
紅生姜を程よい量入れて美味しい衣で揚げてほしい)
その点で王子そばの紅生姜天は及第点!
紅生姜は辛すぎず、衣はほどよくついていて
口に含むとくしゅっとしながらもカリッともして、
紅生姜の美味しい味が広がる。
 
私の思い描いていた味でした。
名物なだけありますね。
 
おつゆはちゃんとだしをとった良心的なお味。
東京のおつゆで辛すぎず、薄すぎずのいい塩梅。
theゆでそばと啜ると、心から緩んでいくような

リラックスした心地になれます。

 
カレーライスもよかった!
 
バーモントカレーと新潟のバスターミナルカレーを足して2で割ったような、
いわゆる昭和的な、美味しいカレーです。
もたれ感がないのが嬉しい。
(古い油など、鮮度の悪いものを使っていないからでしょう)
ルーがたっぷり。これスープ!?と思うほど。
だけど辛すぎないので、さらさらといけます。
最後は足りないかも、と慌ててそばつゆを飲みながらバランスをとる。
カレーの具は玉ねぎと豚バラの薄切り。
厨房のおじさんを見ると、今まさに
豚バラの薄切り肉を鍋に投入しているところで、
なるほど、たっぷりのルーをかけるから、
どんどん作らないと間に合わないことに気が付く。
 
食べると満足しますが、しばらくすると
恋しくなりますね、あのたっぷりルー。
(お手頃だから気軽にリピできる♪)
次回はゲソ天や、お店が推す小エビとイカ天の天ぷらなども試してみたいけど、
紅生姜天の誘惑に勝てるか自信がありません!
 
 
さて、王子そばに行って以来
私がするようになったのは
ボールを直接火にかける技。
だけどおじさんみたいに
がっつり調理をする勇気はなくて、
ちょっとだけ、温め程度にやってます(笑)
 
【王子そば】
東京都 北区 王子
1−3−5
月金6:30〜20:00
土7:00〜19:30
日7:00〜15:30