梅干、干すのは一年後でいいと思った件 | イラストで綴る日常

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こんにちは、イトウエルマです。

 

毎年梅干しを漬けています。

然るに副産物の梅酢ができてくるのですが、

しょっぱい梅酢をどう消費していいのかわからず

持て余しておりました。

 

それでも長年梅酢と向き合っていれば、用途も思いつくもの。

喉の弱いダンナが梅酢を水で薄めて飲むようになり、

喉風邪を引かなくなってからは消費が倍増。

私も、お肉に梅酢をまぶしておくと

びっくりするほど長持ちすることを知ってからは

じゃぶじゃぶ使うようになり(たくさん使うと持ちが違う!)

梅酢が足りなくなってきた!

 

それで、より多く梅酢を得るため、

主にさしす梅(塩だけでなく、酢や砂糖も入れて漬ける梅干)

漬けるようになったのが、ここ数年の我が家。

(塩分低めなさしす梅は普通の梅酢よりも

たっぷりお肉にまぶせるのでとてもいい♪)

 

今年は新しいやり方にトライすることにいたしました。

それは、梅を干すのを翌年にする、ということ。

梅酢作りと梅干し作りでは梅の吟味の仕方や漬け方が

ビミョーに違ってまして、

(端的にいうと梅酢用なら皮の柔らかな完熟梅でなくても

事足りるしそもそも繊細な漬け方が要らない!

手頃でほどほどに良さそうな梅で十分だったりする)

漬けて干す段階になると、

梅の皮が固かったり、つける前からシワシワだったり、と

梅干にするには明らかに見劣りのする仕上がりのものも目立ちまして(汗)
 
これを柔らかく、美味しくいただくにはどうすればいいのか!?
 
それで思いついた。
一年後に干せばいいのでは!?
(皮が柔らかくなる)
 
本当なら一度干して梅酢に戻し、翌年に干すのがいいのですけど、
少しでも梅酢を減らしたくない己は
ただ漬けっぱなしにしていた梅を干してみたのでした。
 
果たして、梅の皮は思ったほど柔らかくはならなりませんでした。
 
とはいえ、超完熟梅を求めて梅干しを作ってきたときの梅とは全く違うのですから、
及第点かと思います。
 
殊にさしす梅は砂糖が入るので白干しだと色があんまり良くありません。
本当なら紫蘇も入れたいところ。
ですが、東京生まれの白干し派の旦那に
赤い紫蘇入りの梅干しは不評なので使えない(涙)
 

果肉を消費するべく、

さしす梅干しは古い梅干しと合わせて叩いて

うめびしおにいたしました。
 
 

古い梅干しは4〜5年以上経つと種の殻部分から木の味が出てきて

味が変わってくるので(己の感想)

うめびしおは古い梅のいい活用法でもあるのでした。

古い梅は種離れがよいしね!

 

種もたくさん出てきます。

これらはウォッカにひたひたに漬けておくと

杏仁味のお酒になります。(甘くなりすぎないのが嬉しい)

しっかり浸かった梅なので、味の滲み方も違う(←思い込み!?)

 

好きなタイミングで梅を干せるのも翌年干しのいいところ。

もっとも日差しの強い7月末の太陽を活用できて

干し時間も短くて済みました。

(さしす梅は砂糖が入るので干し時間が長くなるように思います。

日差しの強い日に干したい!)

 

というわけで、今年漬けた梅は瓶に入ったまま。

来年、適宜、干すつもりです。

 

 

 

そしてこの夏はうめびしお&おそばに助けられてます。

暑い日のごちそうです。