こんにちは、イトウエルマです。
毎年梅干しを漬けています。
然るに副産物の梅酢ができてくるのですが、
しょっぱい梅酢をどう消費していいのかわからず
持て余しておりました。
それでも長年梅酢と向き合っていれば、用途も思いつくもの。
喉の弱いダンナが梅酢を水で薄めて飲むようになり、
喉風邪を引かなくなってからは消費が倍増。
私も、お肉に梅酢をまぶしておくと
びっくりするほど長持ちすることを知ってからは
じゃぶじゃぶ使うようになり(たくさん使うと持ちが違う!)、
梅酢が足りなくなってきた!
それで、より多く梅酢を得るため、
主にさしす梅(塩だけでなく、酢や砂糖も入れて漬ける梅干)を
漬けるようになったのが、ここ数年の我が家。
(塩分低めなさしす梅は普通の梅酢よりも
たっぷりお肉にまぶせるのでとてもいい♪)
今年は新しいやり方にトライすることにいたしました。
それは、梅を干すのを翌年にする、ということ。
梅酢作りと梅干し作りでは梅の吟味の仕方や漬け方が
ビミョーに違ってまして、
(端的にいうと梅酢用なら皮の柔らかな完熟梅でなくても
事足りるしそもそも繊細な漬け方が要らない!
手頃でほどほどに良さそうな梅で十分だったりする)
漬けて干す段階になると、
梅の皮が固かったり、つける前からシワシワだったり、と
果肉を消費するべく、
さしす梅干しは古い梅干しと合わせて叩いて
古い梅干しは4〜5年以上経つと種の殻部分から木の味が出てきて
味が変わってくるので(己の感想)、
うめびしおは古い梅のいい活用法でもあるのでした。
古い梅は種離れがよいしね!
種もたくさん出てきます。
これらはウォッカにひたひたに漬けておくと
杏仁味のお酒になります。(甘くなりすぎないのが嬉しい)
しっかり浸かった梅なので、味の滲み方も違う(←思い込み!?)
好きなタイミングで梅を干せるのも翌年干しのいいところ。
もっとも日差しの強い7月末の太陽を活用できて
干し時間も短くて済みました。
(さしす梅は砂糖が入るので干し時間が長くなるように思います。
日差しの強い日に干したい!)
というわけで、今年漬けた梅は瓶に入ったまま。
来年、適宜、干すつもりです。
そしてこの夏はうめびしお&おそばに助けられてます。
暑い日のごちそうです。