加筆訂正したものです。
純粋な闘病記でも毒親ネタでもない、
こういった自分の人生や美学についての記事が今後増えると思います。
明確にカテゴリー分けできなさそうなこともあると思いますが
適当にゆるく読んでくだされば幸いです。
「少々お金があるならば、服を買うべきだ」
これは20代の時からずっと思ってることで、実際そうしてきた。
まぁ何にお金を遣おうともちろん自由ではあるが、
わたくしは同じ貧乏でも、好きでもない服を着なきゃいけないくらいなら
毎食カップ麺や菓子パンでいいから服を買うし買っていた。
好きな服やまともな服があると、後々多少貧乏になっても着るものには困らない
(好きな服や良い服は大事にするし、品質もそれなりに良いので長持ちする。
何度も言うが流行とか年齢とかわたくしは気にしないし、
15年以上前の服をいまだに「幸せに」着ている)。
好きでもない服を着てるとすごい不幸な気分になるの、わたくしは。
「貧しくとも列強から蹂躙されようとも矜恃を曲げず、
主義主張を堅持しながらも、内なる苦しみは表面に出さず
うわべだけでも快活に、逞しく生きる南欧ラテンの人々」
が羨ましいと
ある方からの10年以上前のメールに書いてあるのだが、
まったくもってわたくしも同じ気持ちだ、多少心が今より軽かった当時も今も。
・・・・・・そんなことを思い出していたここ最近。
そして今日たまたま、「サプール」という人々のことを知った。
何で今までこのような人々の存在を知らずにいられたのだろうというほど
ちょっと自分にとって衝撃的な「事件」だ。
「サプール」、フランス語で「おしゃれで優雅な紳士協会」を略した「サップ」を
楽しむコンゴの人々のこと。
1950~1960年代のパリの紳士のファッション、
月収の何倍もの値段の一流ブランドのスーツに身を包み、
またそれらをエレガントに着こなし上品に立ち振る舞うだけでなく、
紳士としてのルールやモラルを身につけ、精神的に豊かでなくてはならない。
度重なる戦乱で荒廃したかの国において
「服が汚れるから平和でなくてはいけない」と語る彼らは
街の人々にとって英雄なのである。
普段は労働に明け暮れるが、休みの日には盛装して街を練り歩き、教会へ行く--
・・・・・・久しぶりにもの凄いかっこいいものに触れた気がする、
しびれるね。
すごい憧れる。
わたくしもこうでありたい。
そして、すぐにサプールについての本を買った。
わたくしは単純だからさ、
「ピストルズを初めて聴いたあとすぐ、
'DESTROY'と描いてあるTシャツ買いに行った」
というブルーハーツのヒロトのこの気持ちがよく分かる。
安給料なのに服にお金遣うなんてくだらない、みじめだ、
なんて思う人もいるみたいだね、現地でも。
知れば知るほど、彼らとわたくしの目指すものやattitudeが似ていると本当に思う。
わたくしは良い服を着ているときは100円ショップや居酒屋に行かないし、
普段着を着ているときに高級ホテルやデパートには絶対行かない。
マナーの問題もあるけど自分が恥ずかしいから。
そこまで他人は見てないよ、っていわれるかも知れない、
けどそういう問題じゃないんだ。
サプールでいるために必要な、豊かな教養と広い心・・・
わたくしが彼らに見習わなければいけないところはものすごく多い。
自分がフランス語を学びたくない理由が一ミリもないことに
今更改めて気づかされる。
何事もなかったかのように、あと20年生きられるのなら
フランス語を勉強したい。
近々、サプールの格好で出かける予定。
格好だけでなく中身も洗練された人間になりたいと思いつつ。