前回の投稿からの続きで、エルヴィスとボビー・ヴィントンです。
☆ 「Roses Are Red(My Love)」
ボビー・ヴィントン
１９７５年３月２２日のラス・ヴェガスのショーで、エルヴィス・プレスリーがこの曲を歌っています。
と言っても、ほんの一節だけしか音源が見つかりませんでした。もっと長く歌ったのか、元々一節だけだったのか？（オーディエンス録音なので音質が悪いです）
ピアノだけの演奏なので、思い付きで少し歌った感じなのかなとは思います。何を思って歌ったのか？もしかしたら、ボビー・ヴィントンが見に来ていたとか？？ご存知の方おられましたら、教えてください！
＜ボビー・ヴィントンとエルヴィスに関するエピソードなど＞
☆『Jailhouse Rock(監獄ロック)』
ボビー・ヴィントンが、自分の音楽をレコーディングするきっかけになった映画。
ボビー・ヴィントンは次のように語っています。「エルヴィス・プレスリーの映画『監獄ロック』を観たのですが、エルヴィス（主人公）が刑務所から出てきて、自分でレコードを作ってラジオ局に持っていきます。そしてレコードを店に並べました。それを見て、私もレコードを作って店に並べたのです。」
映画のあらすじは、こちら↓
監獄ロック : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)
下の動画で、映画の中でレコーディングをするシーンと、その後少し、レコードを売り込みに行っているところまで見られます。
曲は、「Don’t Leave Me Now」
この映画にご興味おありの方は、是非、全編ご覧ください♪
☆ 楽屋に届いた花とメッセージ
ボビー・ヴィントンがラス・ヴェガスでショーをした時の話です。
楽屋に入ったら６フィート（１．８３メートル）もある、真っ赤なバラで出来たギターがあり、そこには”To Bobby. Good luck tonight. From Elvis"というメッセージがあった。エルヴィスはすばらしい人で、誰にも嫉妬したことがない。本当に特別な人だったと思うとボビー・ヴィントンは語っています。
http://www.classicbands.com/BobbyVintonInterview.html
☆１９６９年にエルヴィスと一緒に撮った写真もあります。ラス・ヴェガスのインターナショナル・ホテルで撮影されたようです。ボビー・ヴィントンと一緒に映っているのは、プロモーターのピート・ベネットです。ピート・ベネットは「Suspicious Minds」のプロモートをしました。ビートルズを始めたくさんのアーティストに携わった人物です。
下のサイトで画像が見られます。
☆エルヴィスがボビー・ヴィントンに語った言葉
「あなたがうらやましい」「あなたはとてもリラックスして、ステージで歌い、楽器を演奏します。私の場合、人々は私に多大な期待をします。ステージに上がると、私はキングにならなければならず、それは私に大きなプレッシャーをかけます。毎晩その期待に応えるのは難しいです...観客が今まで見た中で最高のものでなければならないのです。」ボビー・ヴィントンは、このプレッシャーについて、少し悲しく感じたと語っています。
下記サイト参照
http://www.elvis-history-blog.com/elvis-vegas-69.htm
常に最高のものを見せなくてはいけないというプレッシャーは、計り知れないものがあったでしょうね。
さて、少し空気が重くなってしまったので、楽しい話題を。下の動画を見ると、ボビー・ヴィントンがリラックスして歌っているとエルヴィスが語ったのが分かる気がします。
たくさんアーティストの名前や歌（真似しながら）が出てきます。それぞれ特徴をつかんでいて面白いです。エルヴィスも出てきます！
２：４３あたりから 「Love Me Tender」を歌っています。
＜エルヴィスとボビー・ヴィントンが歌った曲＞
☆「Wooden Heart」
この曲は、ドイツ民謡が基になっています。
エルヴィス
映画『G.I Blues』より
ボビー・ヴィントン
二人共カヴァーしている曲も調べたのですが、たくさんあり過ぎまして・・・数曲だけピック・アップしました。
☆「Blue Hawaii」
エルヴィス
ボビー・ヴィントン
この曲は、１９３７年のビング・クロスビー主演映画『Waikiki Wedding（ワイキキの結婚）』のために書かれたものです。
ビング・クロスビー
☆ 「Sentimental Me」
エルヴィス
ボビー・ヴィントン
☆ 「Have I Told You Lately That I Love You？」
ボビー・ヴィントン
☆「Hurt」
ボビー・ヴィントン
「Hurt」については、次の投稿に続きます。