17年ぶりに復活した行列で、5/19の金曜日にありました。

懐古行列というと、川西源氏まつりの写真がHITしますが、

それとはまったく別個のおまつりです。

募集は30人で、役柄は事務局に一任されます。

応募時には上半身と全身の写真添付で、

どうやら落選した人もいたようですが、幸運にも私は当選でした。

 

 

かつら・衣装合わせが4月上旬にあり、平日だったので

午後休を取って三宮の国際会館に行ってきました。

14時から、都合の良い時間でいいとのことで、来るグループごとに

逐一説明を行っていて、ずいぶん手間のかかることしているな…と思いました。

 

私の役柄は、明治時代の神戸製鋼のパイオニア、「鈴木よね」だそうで。

かつらやメイクはないのはわかりました。髪は結ってもらえるとのことで、

安心しておりましたが、あとでもういちど確認したところ、

着付はスタッフさんがしますが、

髪は自分でナントカしてくださいとの事。ヒョエー。

 

 

幸い、一緒に参加した方の中に、髪結いに長けた方がいまして、

綺麗に結って貰えました。Aさん、ありがとうございました。

 

 

明治時代の婦人なもので、なんか普通にレンタル着物した人みたい。

このまま街中に単独で出てもぜんぜん違和感なしです。

 

 

行列の開始は午後3時からで、メイクもない私は、14時集合で良いとのことで、

この日も会社を午後休で行きました。

半日休んだだけで参加できる行列って初めて…

集合時間が早い、メイクかつら有りの方々です。

このように名札を付けますので、わかりやすくて良いですね。

 

 

ラフカディオ・ハーン(のちの小泉八雲)と、光源氏。

 

 

行平の話で知られる、松風と村雨の姉妹。

かつら有りの役、いいなーと羨望のまなざしで見ておりました。

 

 

行列は古い時代から順番に歩くので、こちらの神功皇后が最初になります。

実は密かに狙った役でありました。

 

 

後ろは垂髪になっていて、なかなか素敵な髪型です。

 

 

 

神話の時代から、昭和の初めまで、様々な役の方がいて、いろいろな

衣装が見られたので、楽しかったです。松風や村雨、

やっぱりいいなー。行平の時代は平安初期なので、

実際の衣装はこれと違うかもしれません。

 

 

 

 

行列は、15時に召集の先発隊(古代~江戸時代以前まで)と

16時に召集の後発隊(それ以後の時代)に分かれますが、

先発組・後発組と共に同じ時間に行列開始でしたので、

先発で行っていた戦国時代の役の方に、先に行って何をしていたのかと聞くと、

扮装のまま、チラシを配布していたそうで…えーいいな。面白そう。

 

行列は生田神社さんの雅楽会の方が先頭で、そのあとで

神功皇后、聖徳太子、松風、村雨、空海、光源氏、紫式部…と続きます。

あれ、松風と村雨いるけど、在原行平はいないのか…

神戸ではなく、須磨にゆかりだから?

 

 

神戸の南京町をてくてくと1時間程度歩き、また三宮に戻ってきました。

地味な衣装の「鈴木よね」でしたが、神戸の人にはなじみ深い人物らしくて、

よねの部下の金子さんと共に、

沿道から何度か、「鈴木よねさ~ん!」と声を掛けてもらいました。

すぐ前を歩いていた洋装の男性と女性の方は、地元のご夫婦のようで、

知り合いを見つけては立ち止まって記念撮影されていたので、

番号の順番を守らなくてはならない

行列において、追い抜くことができず、少し困った私でした。

 

 

小物の準備も面白くて、呉錦堂の方はマッチ棒を持っています。

神戸は西洋人と深くかかわりあるので、白人のコックさんの姿をした方は

ウイスキーの模型を持っていたり、大きなパンを持っていたり、

見ていて面白かったです。

 

 

あと、意外にも地味な衣装の勝海舟とか、竜馬さん。

扮する人物としては両者ともあまりに有名なので、観光客にモテモテで、

勝海舟の方は、元タカラジェンヌだったのもあり、

夕方のサンテレビのニュースにもしっかりと映っておりました。

 

戻ってきたら、全員で記念撮影です。一般公募は30人でしたが、

そのほかにも関係者の方がいて行列は総勢61人でした。

後日、集合写真とTシャツを頂きました。参加費は無料なのに、

ありがたいです。集合写真は

インスタのほうに載せてますので、良かったら検索して閲覧ください。

 

来年以降もあるのかはまだわかりませんが、次回あるのなら、

かつらとメイクのある役(できれば神功皇后)の衣装を着てみたいです。