前回の記事では、日本語能力を測る検定試験

JLPT」について書きました。

 

 

 

N5(初級)から始まって

N1(上級)に向かっていく、この試験。

 

会話力に焦点を当ててみると、

必ずしもN5レベルの学生が

会話が出来ない」わけではありません。

 

これは逆についても言えることで、

N2を合格した学生が、必ずしも

流暢に話せる」わけではないのです。

 

 

国によっては、文字(特に漢字)が

なかなか身につかない学生がいます。

そのような学生は、検定試験に弱い

ということがあります。

 

一方、漢字圏の中国は、やはり文字が得意で

検定試験に強いのです。

 

 


さて、N5(初級)レベルで会話が出来る学生。

彼らの発言に、よ〜く耳を傾けてみると、

会話が一文一文、短く切れている真顔

 

「先生、私は〜と思います」

「〜は、〜です」

 

 

つまり、「〜なので」「〜のに」などの

接続詞が使えていないということ。

 

 

 

N3レベルになると、多様な接続詞

学ぶようになります。


これが会話を豊かにしていくのです。

 

 

N3レベルの文法を、きっちり頭に入れて

実際の会話の場面で使ってみること。

 

これがめちゃくちゃ大事だと感じます。

 

 

N3に合格すると、次のN2を合格するために

机に向かって勉強しがちです。

 

しかし、N3の文法を実生活の中で

とにかく使って身につけることが

会話力の向上に繋がっていくのだと思います。

 

 

机上の勉強ばかりに偏ってはいけませんが、

やはりしっかり文法を理解しておくことは不可欠!

 

 

勉強においても、バランスが大事キラキラ

だということですねニコニコ