昨日は、京都府南部にある某店でH社の粉末だしのデモ。
メニューは、旬でもあるキュウリを同社商品で揉み込んで作る、浅漬け。

味そのものは大好物。
「あっさり」
「そんなにしょっぱくない」
「サラダ風」。

そうなんだよね、昭和に生きた私からすれば
「漬物なんやろ? この味、ちょい頼りないんとちゃうかな」
と感じる味が、特に若い世代や子どもたちに大受け。
つまり、私たちの世代が覚えている漬物は、
「重い」の、「塩辛い」の、時に「臭い」が定番だった。
こういうの、現在では流行らないというか、そっぽを向かれるんだよね。

これは、日本の食生活における漬物の立ち位置が変わったこととも無関係ではないと思う。

ありていに述べれば、漬物は、かつてのように
「ご飯のお供」だけではなくなった。
今や、お酒のつまみや、やっこのトッピングや、サンドイッチの具材にも使われる。

この現実。今後の漬物業界の指針にもなろう。

写真は、子なすの浅漬け(Wikipedia).