自身の銀行員生活を赤裸々にえがいた「はみ出し銀行マン」シリーズを書いた横田濱夫氏は、著書内で、こう書いている。
「野菜じゃないけど、あるんだよね、銀行員にも旬が」
ううむ、、、旬ねえ、、、。
「働き盛り」という言葉もあるからなるほどとも感じないでもないが、
「いや、どうこう言っても人間とトマトやキュウリを同じにしてはいけないぞ。だって旬を過ぎても萎れたり枯れたり腐ったりはしないからねえ」
とも思ったり。
ただ、これだけは確か。
仕事内容を量の面だけでとらえたら、自身の「盛り」を越えれば、こなせるタスクの数は次第に減っていく。
反面、仕事内容を質の面でとらえたら?
「盛り」は、さほど関係ないでしょう?
特に、専門技術や対人を要する業務はね。
段取り、慣れ、気配り、カン。
プラス、総合的な人間力。
ここにシニアが働き続けるキイがある気がする。
写真は、奈良県は大和郡山市にある商店街。
アーケードの屋根に書いてあるように、心と心の真のふれあいがさりげなく出来るのも、シニア世代の強みだ。