Ellenのワイン教室へようこそ。
例年の2月並みに寒い今年の冬でブルブル震えているEllenです☃
前回の続きで、ボルドー五大シャトーシリーズ、
今回はシャトー・ラフィット・ロスチャイルド(ロートシルト)についてです。
ラフィットの盛衰
マルゴーの話でも出ましたが、ラフィットと言えば、ルイ15世の愛妾、ポンパドゥール夫人が溺愛したワイン。
ヴェルサイユ宮殿の晩餐会で、「私はラフィットしか飲まない」と宣言したほどです。
(言ってみたい。。。)
その後押しもあり、ラフィットは「王のワイン」と呼ばれ、名声を確立し、
今となってもなお、「一級中の一級」として不動な地位を維持しているんですね。
しかし、そんなラフィットでも、あの害虫フィロキセラの被害から逃れることはできませんでした。
ぶどう畑は全滅!! さらに戦乱による不況!!!ドイツ軍の略奪!!!!!
ラフィットは苦難の時代を迎えることになりました。
しかし、当時ラフィットのオーナーは、金融業界のトッププレーヤーであるロスチャイルド家。
彼の財力によって、1945年の終戦以降、シャトーの立て直しを一早く図り、
名声の回復に努めました。
とはいえ、70年代のボルドーワインは不作により、ラフィットでさえも「水っぽい」と不評を
浴びることもありました。
品質が著しく改善されたのは、1982のこと。各ワイン評論家から、ラフィットのスランプは終わったと
宣言し、ワインの骨格の強さ、濃縮さが評価されるようになりました。
余談ですが、ワインの世界の面白さってお金があればいいというものではないところにもあります。
例えばあなたがお金ならいくらでもある人でも、知識がなければ、70年代以前のワインを
名門ラフィットだから、古酒だから、と言って破格な値段で購入したとします。
ワクワクしながら飲んでみると、もしかしたらがっかりする結果になりますね。
ざまあみろ!!ってことですよ
いいな~、ワインってやっぱりwww
ラフィットのセカンドラベル
そんなラフィット、実は日本の高度経済成長期にも便乗し、
高級ワインの代名詞となるほど名を轟かせています。
気になるお値段はいくらだと思いますか?
10万以上は確定です!!
実はEllenは知り合いの紹介でラフィットの試飲会に参加してことがあって
そこでラフィットも含め5種類テースティングし、参加費は1万5千円でした。
た、たかい!!!
それでもあのラフィットが飲める!のは大変貴重な経験でした
お花の香りがとても印象的、どこまで華やかなんだろ~
濃厚な果実味に緻密なタンニン!!いつまでも続く余韻!!
これが10万の味ね~~~~~
(って、本当に分かっているのかなw)
でも実はラフィットのセカンドラベルも十二分に素晴らしいんですよ。
や、セカンドの方が好きという方もいるかもしれません。
CARRUADES DE LAFITE
カリュアド・ド・ラフィット
そう、このセカンドはファーストと同じぐらい丁寧に造られる極上の一本なのです。
名前の由来は1845年のラフィットが新たに購入した畑「CARRUADES カルーデス」
由来とされています。
お値段は約3.5万円と
まっったく安くないのですが、
それだけラフィットの本気さが伝わってきます。
ファーストラベルより、少し酸味があるエレガントな容姿。
ラフィットに負けないぐらい高貴な香りでした。
こんなワインをいつか、教室に出して、皆さんと感想を共有できらた
幸せだな~
はい!!
次回はムートンです🐏
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