前回の続きです
我が家に救急車が来ました
スマホに連絡が入り、まずは救急車に乗っている
救急隊員が長男の様子を見に来るとのこと。
家に上がってもらい、長男のところに案内すると
呼吸はどうか？意識があるか？
話せるか？
話せるならどこがどのように苦しいか、痛いか？
そして検温と脈拍、呼吸数を測られました。
その時の体温は
４１℃でした
私は医療証を聞き取りをする方に渡し、
名前、生年月日、性別、いつからどのような状態か等を聞かれたので細かく話し
救急車での搬送が必要と判断され、
救急隊員が長男に
歩けるかな？歩けないか。抱っこしても良い？
と声をかけてくださり、体を起こそうとしたら
うわっ
体、熱いね
すごく熱いよ。よく頑張ったね
と話しかけてくれながら抱えていってくれました。
別の隊員が私に
下のお子さん達を預けられる方はいますか？ご主人は今、どちらですか？
と聞かれたので預けられる人はいません。
夫は福島県に出張中で今夜しか戻りません。
と伝えると、下のお子さんを置いていけないので
一緒に救急車に乗ってください。と言われ
お子さんの保険証と医療証、そして靴をお持ちください。
下のお子さんも連れて家の鍵をしめて付いてきてください。
と言われ、救急車に乗りました。
長男がストレッチャーに乗せられ、
娘が先に乗って座り、次に次男が隊員に抱っこしてもらって乗せてもらい座り、
最後に私が乗って座りました。
すぐに出発するかと思っていたら
そこからドアを閉めて、救急受け入れ病院に電話をかけて受け入れ可能かどうか許可がないと発車できないとのこと。
一番近い病院からかけますと言われるも
繋がっても待機させられ10分待てど暮らせど返答なし。
次の病院は少し離れているけれど、今日何件か子どもの救急で運んだので
受け入れてくれるかもしれないということで電話してもらうと
受け入れしてもらえることになりました
本当のこどもの日にはどこにも行けなくてごめんね
しかし、連休中で小児科医が少なく
急患も多いので待ち時間が長くなる可能性が高いことを了承した上での搬送となります。
と念をおされました。
到着して私、救急隊員に抱っこされた次男、娘の順に降りて
先に病院の事務員さんに誘導されて受付をしました。
長男は救急隊員と一緒に発熱患者待機場所に運ばれて
ストレッチャーから降りて椅子に座らせられていましたが
座ることもまともにできず横になっていたら
病院が車椅子を持ってきてくれて
そこに座らせてもらい、それでも辛いので頭が下がる感じで30分ほど待ったら
診察してもらえました
まずは救急隊員の方が医師に現状を伝え、
その後診察室から ご挨拶され出ていかれました。
救急隊員の方々は病院に運んだ後もすぐにまた戻るわけではないんですね。初めて知りました。
その後、私が症状を聞かれたので答え
往診で何の検査をしてもらえたのか？
なぜそこの往診を頼んだのか？
二つ目の往診に変えたのはなぜか？
往診では何と言われたのか？
忙しかったのかもしれませんが
それはそれは顔も見ず早口で 冷たい責めるような言い方で問い詰められている感じでした
長男に直接お小水のことや、どこが辛いか？とう辛いか？も聞かれ、
胸が痛い。昨日一昨日くらいから胸とお腹が痛いと訴えるもスルーされ、
口の中も診て、
往診で何も検査してもらっていないので
アデノウイルスと溶連菌を含めた血液検査をします。
溶連菌なら通常、唇に水泡ではなく
歯茎や喉にヘルペスができるから唇で溶連菌はほとんど無いんだけど調べますのでお待ちください。
と言われ、使われていない診察室を開けてもらい
長男は氷枕をして横になり、
安全のため私も長男から目を離さず そこから出ないよう言われ、
一時間が経った頃
溶連菌が陽性ででました。
細菌感染なので解熱剤をどんなに飲んでも解熱するわけありません。
他の血液検査も結果が出次第
ご説明しますのでまたお待ちください。
といわれ、氷枕のみでそこからまた一時間ほど待ちました。
そこに先ほどの医師が来て
溶連菌のみ陽性です。
あとはナトリウム値が低すぎる。
よほど何も飲み食いしなかったんですね。何をどのくらい飲ませていたのですか？
とまた責めるような言い方をされたので
グッとムカつく気持ちを抑え込んで
真水とOS-1、OS-1ゼリー、エネルギーゼリーを飲ませましたが
水は100mlを２時間に一度くらい、他は口にしても２口３口で、
それ以上は飲むと吐いていました。
と伝えました。
スポーツドリンクは飲ませなかったのですか？
と強めに言われたので
飲ませようとしても全く飲めませんでした。
と言うと絶句されました。
飲めなかったからまずいと思って救急に連絡したんだよ
普通の熱で飲み物が飲めて心配なければ救急車を呼ぶ可能性は考えなかったわよ
と思ったけれど
私も寝不足と、体力精神力の磨耗が激しかったし、
下二人の子どもが元気なのに家から全く出られないストレスを
一人で受け止めるのにも限界が来ていて
医師の一言一言に腹が立って仕方なかったのが事実です。
そこから初めて点滴が始まりました。
点滴が始まったのは午後３時くらいでした。
下の子ども達が空腹で限界になったきたので
隣の棟にコンビニが入っていたので
看護師に買い出しに行っても良いか？と聞くと
診察室を出て目の前の自販機のドリンクを買いに行くしかダメ。それでも、買いに行く間は替わりの看護師がこの部屋に待機しておきます。
隣の棟には遠いので行かないでください
と言われたので、子どもたちのご飯はどうすれば良いだろう。。。と気になるばかり
bagにたまたま前日娘と買って入れたままにしていた駄菓子が少しあったのと
自販機で買ったスポーツドリンクと麦茶でどうにかこうにかごまかしながら２時間くらい過ごしました。
自販機にも看護師は、
リンゴジュースとか売ってますよ
と言っていたのに、買いに行ったら
麦茶、水、スポーツドリンク、リアルゴールド、カフェラテ、コーヒーと言った
小さな子どもがお腹を膨らませるための糖分が入った飲み物は
スポーツドリンクしか元々種類が無く売っていませんでした
夫に電話して
今どの辺りを運転して帰ってきてるか？
職場に戻った後、病院に来てほしいこと。
下の子どもたちは何も食べられず、買い出しにも行けず空腹でイライラしているので食べに連れ出して欲しい
と言うことを伝えました。この時夕方17時。
GWの帰省ラッシュもあり、
夫は19時くらいには病院に行けそうだとわかり
後数時間でこの子たちは任せられるという安心感が生まれました
あまりにナトリウムイオンの数値が少なく、
消耗も酷いのでブドウ糖などの点滴が一パックが終わった頃
もう一パックすることになりました。
ここからまた一時間半くらい待機です
どうにかこうにか二パックの点滴が終わり、
そこで血液の再検査をすると
ナトリウム値が全く改善していないです。
それどころか前より悪くなっています
と言われ、溶連菌の合併症が疑われ
胸のレントゲンを撮りました。
ガッツリ肺炎です。完全にこじらせ肺炎です。
お母さんが往診に診てもらって検査も何もしてもらっていなかったからこじらせたんですね。
とハッキリ言われました。
今日抗生剤とそれでお腹が緩くなることが多いので整腸剤を出しますが二日分しか出せないので 明日、かかりつけ医に今日渡す検査結果を持って行けますか？
往診ではなく、きちんとかかりつけ医に診てもらう約束が出来ますか？
と言われ、はい。。。と言うと
長男のナトリウム値を上げるために何か塩っぽいお菓子でも梅でも良いので隣の棟にあるコンビニで買ってきて食べさせてください。
それでも上がらなければ入院のれべるです。その後、下のお子さんたちはお腹が空いているだろうから何か買ってきてここで食べさせてあげてください。
と言われ、下二人を連れて受付で隣の棟のコンビニへ行く方法を聞くと
こんな小さな子達を連れて隣の棟に上がって下がって面倒な場所まで行くのは大変だから
私が持っている塩せんべいで良かったら差し上げますよ！
と受付のおじちゃんが
裏からご自身のおやつの個包装になっている塩せんべいを二袋くださいました
部屋に戻り長男にせんべいを食べるよう話し
小さく割り口に入れると
水泡がたくさん潰れて塩が染みるので食べたくないと泣く。嫌だ食べたくないと拒否しながら泣くのです
もう、私の忍耐も切れかけたその時
やっと夫が病院に到着。
夜間になったので入り口まで迎えに行き、
寝ている診察室に夫も入ると
長男は少しホッとした様子で
ワガママは少し言わなくなりました
下二人を連れて病院の目の前にあるファミリーレストランに食べに行ってもらい、
私は引き続き付き添い
その後、点滴で溶連菌の抗生剤を点滴で入れてもらいました。
その点滴が終わったのが21時過ぎ。
担当医が来て、
肺炎になっていたので
ナトリウムをそちらにとられて低くなっていたと考えられるので
今日処方した薬を今夜と明日飲んで
食べられるものもしょっぱいものを意識して食べさせて
明日朝、また診察しますので来てください。
予約を入れるので避けて欲しい時間帯はありますか？
確実に来られる時間を教えてください。
と言われたので翌日娘の幼稚園に送った後一度帰宅して
長男を連れていけるのは10時以降なので10時半に予約を入れてもらいました。
抗生剤の投与が終わったのは21時半過ぎ。
そこからお会計をして、
夫と合流して
私はもらった処方箋を深夜受付しているドラッグストアに行って薬をもらってから帰ってきました。
咳止めも処方されていのですが、どこの薬局も今、咳止め薬が品切れが続いているようで
違う薬でも良いか薬剤師が担当医にFAXで聞いて回答があるまで20分ほど待つ必要があると言われ、
他に深夜に空いている調剤薬局が無かったので待つことに
家に戻ったのは22時半過ぎ。
急いで子どもたちの寝る準備をして
寝させたのは23時半
いっぱい我慢させて、待たせてごめんね付き合ってくれてありがとう
と夫そっちのけでしたの子どもたちのケア
長男は徐々に回復してきています。
溶連菌は服薬から24時間経てば菌は死ぬらしいので
翌日から体力回復に問題無ければ登校可能です。
地域や学校によっては医師の登校許可証が必要らしいですが
長男の学校は不要。
翌日、次男も連れて通院して
まだあまり食べられないのとフラフラしているので昨日まで休み
今日から登校しています