ネイルの学校では、「幸せに生きる為にどうしたらいいか」の授業が毎日行われた。

今まで通った学校の中で一番楽しかったし、為になった。

学校ってこうあるべきだと思う。

勉強の他に、なぜこの勉強が必要なのか教えてくれる授業がある。全て、やることに意味がある。

幸せに生きる為の心の持ちようとか、考え方とか、そういうこと教えてくれた。

こんな経験今までなかった。


その学校はネイルの勉強しながら、本当は自分は何をすべきか導いてくれる感じなのだ。


先生とのカウンセリングの中で

「エルコさんは、ネイリストじゃないわね。やり残してるんじゃない?化粧品。」

早速その日にネットで求人を探したら、元働いていたところのブランドが「応募締め切りあと2日」の文字が!!

これは運命だと、元の仕事に戻ることをやっと決断した。

遠回りしたけど、とってもいい遠回りだった。

他の仕事に落ちたのはこの学校に通う為だった。

自分のしたいことがハッキリしてからは、とてもスッキリとして未来に向かって歩きだせた。

前職、事務のアルバイトを辞める決断をしてから就活したが1ヶ月過ぎ、2ヶ月過ぎ、と結局ハローワークにお世話になることに。

絶対に受かると思っていたところから「この度は残念ながら」の連絡が届くと、平気だと思っていてもけっこうショックだったりする。

自分を励ましたのは、

過去に上司が採用について「応募してくれた人の中にはすごく優秀な経験者もいたけど、それだと今いる社員の立場や関係が良くないと思って不採用にした。」と言っていたこと。

経験十分なベテランより、若くて未来のある若者を採用したんだな、と自分をベテランとして励ましたりしていた。

いい機会なので、美容に関係があり、更に自分のしたことのない新しい分野、ネイルの学校に通うことにした。



レッスン初日、先生はプリント用紙を配った。

そこには、

①なぜあなたはこの職業訓練に通うのですか 

②なぜあなた(人)は仕事をするのですか

③なぜあなた(人)は生きるのですか

衝撃が走った。

まさか、ネイルの学校で人生を考える授業を受けるとは思いもしなかった。

この3つの質問。実は答えは全部一緒。

私たちは、幸せのために色々なことをする。今日よりより良い明日のために。

もっと言うなら「自分の幸せ」の為に。

私は人のことを考えすぎる癖を持っていた。あの人の為に。この人の為にと。(それって本当に相手の為になってたかはわからないけど)自分の為にをしてきただろうか。

先生は

「私はずっと女性の生き方について考えてきました。そして、どうすれば幸せに生きられるか少しずつ見いだすことが出来たので、この学校ではそれを伝えていきたいと思います。」

もう、本当に衝撃だった。

今までずっと知りたかったこと!

誰かに教えてほしかったこと!

助けてほしかったこと!

突然出会えた!!

この日からこの学校に通うことは毎日幸せで、楽しくて、見えるもの全てが綺麗にうつった。

再び転職を決意。

はじめての一般事務の仕事。色々と勉強させてもらえた。

1年と少し働かせていただいた中で、尊敬する人たちに出会えた。

私がしていたのは事務といってもお手伝い。だから、色々な方の仕事を手伝うチャンスがあった。

その中で、ソーシャルワーカーと精神保健福祉士のお手伝いをすることがあり、仕事に取り組む熱い思いを目の当たりにした。

彼らはそれを自分の仕事として誇りを持っていて、今の職場をはなれたって、ずっとソーシャルワーカーなのだ。

転職しても、企業しても、ソーシャルワーカー。

そうやって胸をはって仕事していること。とても羨ましかった。

私は、デパートに雇われればデパートの店員だし、この組織に雇われれば事務のアルバイトだし。

誰に雇われようが、ソーシャルワーカーという、自分のやるべきことがわかっている人たちがとても羨ましかった。


そして、私の専門はやっぱり美容だなと思った。

でも、美容部員はもうやりきった感じがあったから、何か新しい、でも長く働いていた経験が活かせる仕事がしたくなった。