意外と近い島々

聞きなれない言葉でしたが、伊豆諸島と小笠原諸島は併せて東京諸島島嶼部(とうしょぶ)と呼ばれ、それを略して東京諸島とも呼ばれているそうです。

 

東京諸島への玄関口は竹芝と羽田、調布などです。(調布は、調布飛行場。)

 

竹芝桟橋へは羽田空港への玄関口の一つであるJR浜松町駅から徒歩10分。 

大通りを幾つか超えて、桟橋に近づくにつれ、釣り道具を持った人が増えてきます。 目線を歩道に下すと、伊豆諸島にちなんだタイルが何枚も張られており、いよいよ船旅にでるという雰囲気を盛り上げてくれます。 夜には、帆船のマスト風の大きなイルミネーションをかなりとおくから見ることが出来ます。 これは、島からの帰りにも目印になります。

 

竹芝客船ターミナルは、思っていた以上に立派な施設で、係員さんの対応も良く(時代に取り残された昭和の施設と港湾労働者の人々を想像していました。 すみません。)

 

今回は所用で八丈島航路を利用しましたが、出航は毎日22:30、三宅島到着は翌日の5:00、八丈島には8:55到着です。 

船は意外と大きく、全長は100メートル以上の貨客船で、全席指定。 私は下から2番目の特2等でしたが、2段ベッドでカーテンを閉めればプライバシーが保たれます。

 

乗船後すぐに、ジャージに着替え、持参した焼酎を飲んで就寝。 

 

出航後はしばらく東京湾内を航行するので揺れもなく、さすが大型船。 と、油断していたのですが、外洋のうねりには勝てず、2時前には起きてしまい、これ以上揺れが大きくならないようにと祈りながらウトウト。 

 

三宅島到着1時間くらい前には照明が点灯され船内アナウンスがあるので、乗船している人は全員起こされてしまいます。

 

私は三宅島で下船。

 

桟橋はこれまた驚くほど立派。 (三宅島には3つの港があり、到着数時間前にどこに入港するか決めているようです。 今回はメインの港に入りました。)

 

桟橋から数分のところに島を周回する村営バスが待機してくれています。 

 

パトカーも赤色灯を点けて待機。 後でわかったのですが、旅客船の発着時だけでなく、飛行機やヘリコプターの発着時にもパトカーが見守ってくれているようでした。

所用を済ませて翌日の午後便に乗船。 帰りも、村営バスがちょっと早めの時間帯に港に着くように運行されています。

 

島内には景勝地もいくつかあります。 都内から意外と簡単に別世界に行けることがわかりました。

 

但し、三宅島は島内の移動は主に村営バスしかなく、宿泊設備も充実しているとは言えないようなので、誰にでもお勧めできる場所ではありませんので、初めての方は大島や八丈島が良さそうです。

 

ちなみに三宅島は物価も高く、ガソリンは215円/ℓ。 商店もいくつか回りましたが、本土の1.5から3倍の超インフレ価格。 決してぼろもうけしているわけではなく、アマゾンなどの通販にも客を奪われているでしょうから、仕方がないですね。

 

竹芝客船ターミナル とても立派     橘丸 こんな大きい船が毎日就航

 

 

特2等船室 カーテンを閉めれば個室   島内の名勝 広大な砂漠だけど誰もいない

   

 

  アメリカ駐在時の思い出です

アメリカ西部旅行3度目を終えて、シカゴに帰りました。