マット・デイモン、『ボーン』シリーズ復帰に意欲!? 残念な裏側も暴露…(cinemacafe.net) - Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130311-00000007-cine-movi


マット・デイモンが、自ら出演を辞退した『ボーン』シリーズへの復帰の可能性について「EW.com」の取材に答え、昨年『ボーン・レガシー』としてジェレミー・レナーに手渡した同シリーズに対して、復帰したいと意欲を見せているようだ。

【写真】仲良しのベン・アフレックと並ぶマット・デイモンほか(11枚)

『ボーン・レガシー』は、マット扮するボーンと同じような境遇のスパイが複数存在するという設定となり、シリーズのリブートとして製作された作品だ。

「『ボーン・アイデンティティ』(’02)、『ボーン・スプレマシー』(’04)の脚本を書いたトニー・ギルロイが、そのアイディアを思いついたんだ。僕はまるで『X-Men』シリーズの逆パターンだなと思ったよ」とマットはコメント。マットが4作目の出演を辞退したのは、マットと共に『ボーン』シリーズの骨格を作り上げたポール・グリーングラス監督が、その案をまったく理解できなかったからだと明かす。

「『X-Men』では、超大な力を持つスーパーヒーローたちが何人もいて、そこからウルヴァリンを主人公とするスピン・オフが誕生した。僕はトニーはきっと“よし、私たちはまずウルヴァリンのスピン・オフから始めよう! そして次に私たちの世界での『X-Men』を作ろうじゃないか。そこでトレッド・ストーン計画以外のプログラムの存在を作ってみよう。そうすれば君(マット)の出番だって作れるし。ほかにも同じようなスパイたちが沢山いるという世界の中でね”と考えたんだと思う」。

ならば、マットとジェレミー・レナーがW主演を果たす『ボーン』映画は作られるだろうか? 「それは、トニーたちの夢なんだろうと思う。トニーのアイディアの全貌を見ると、“ほら、私のストーリーは決してマットと誰かを交代させるというものじゃないだろう? 並行して舞台を動かすことができるんだ”と言っているようだけどね」とこの案には肯定的ではないようだ。

『ボーン・レガシー』のトニー・ギルロイ監督とマットは、『ボーン』シリーズ3作目の『ボーン・アルティメイタム』(’07)の脚本の内容をめぐって衝突し、お互いに謝罪はしたものの、それ以来会ったことがないという。結局、『ボーン・アルティメイタム』の脚本は、『コンテイジョン』(’11)のスコット・Z・バーンズ、『オーシャンズ12』(’04)のジョージ・ノルフィが改稿したすることになったのだ。

今回のマットのコメントを聞くと、彼がグリーングラス監督と作り上げた世界をどれだけ重要に思っているか、またギルロイ監督との確執がまだ残っているような様子だ。

やはり、マットとジェレミーのW主演での『ボーン』映画を見ることは、出来ないのだろうか。世界中の『ボーン』シリーズ・ファンにとってはとても残念な話だ。