「未来と過去が交差する瞬間:パラレルワールドと意識の謎 | 日本文化、世界の歴史・健康・ミライにチャレンジ

「未来と過去が交差する瞬間:パラレルワールドと意識の謎

 今日はちょっとだけ遠いところにいる大切な友人の誕生日です。

お誕生日おめでとうございます。

顔が見れなくてもちゃんと覚えている。声は落ち着いた響きで心地良かった。一緒に美味しいものを沢山いただきました。彼女の佇まいはとても安心感があり芳しく咲く桜の花の香りが舞うようでした。お肌はすべすべで私は羨ましく思っていました。


時々、生きることと死ぬことの境目は何処なんだろうと考えます。過去や未来や今が同時に進行しているのなら果たして死は存在するのだろうか?





パラレルワールド(並行世界)とは、現実の世界とは別に、同時に存在しているとされる別の世界の概念です。この考え方は、物理学や哲学、そしてフィクションの分野で広く取り扱われています。パラレルワールドは、しばしば「並行宇宙」や「多元宇宙」とも呼ばれます。


基本的な定義では、パラレルワールドは以下のように考えられます。


1. 複数の宇宙が存在する:我々が住んでいる宇宙と並行して、全く異なる、または似たような宇宙が存在するという概念です。これらの宇宙は、それぞれ独自の物理法則や歴史を持つこともあります。


2. 選択による分岐:ある選択や出来事が異なる結果を生む場合、それぞれの結果が異なるパラレルワールドとして存在するという考え方です。例えば、ある選択をした世界とその逆を選んだ世界が同時に存在するというものです。


3. 時間軸の分岐:過去や未来が異なる形で展開する場合、それぞれの可能性が独立した世界として存在すると考えられます。これによって、例えば歴史が異なる形で進行している世界が存在するとされます。


哲学的・物理学的な視点から言うと、パラレルワールドは「多世界解釈」などの理論と関連しています。この理論では、量子力学における観測問題を解決する一つの方法として、観測結果ごとに異なる世界が分岐していくと考えます。つまり、すべての可能性が現実化するが、それぞれが別の世界で進行するというものです。


生と死の境目についての問いは、時間や意識がどのように働いているかに関連しているかもしれません。もし過去・現在・未来が同時に進行しているとするならば、時間の流れや個々の意識の存在がどのように規定されるのかは非常に深い哲学的なテーマです。死が単なる物理的な現象でなく、意識の状態変化や時間の別の側面であるならば、死そのものの存在や定義は別の視点から再考される必要があるかもしれません。



そして、もしパラレルワールドが存在するならば、今この瞬間、私たちが感じていることや経験していることが、別の世界では異なる形で展開されているのかもしれません。もしかしたら、あの瞬間に別の選択をしていたら、今の私たちがいるこの世界はどうなっていたのでしょうか。私たちは常に選択の連続の中で生きており、その一つ一つが新たな世界を創り出していると考えると、なんとも不思議な感覚になります。


私が今、遠くにいる大切な友人のことを思い出しているように、別の世界では、その友人と違う形で再会している自分がいるのかもしれません。顔を見れなくても、声を聞くことができなくても、心の中でその存在を感じることができるのは、何かが私たちを繋げている証拠なのではないでしょうか。生と死の境目が曖昧であるとするならば、その繋がりは単なる物理的なものを超えた、もっと深い次元での結びつきかもしれません。